まえがき
『(エンズレーは)状況認識は時間をかけて伸ばせる能力であることを証明した。集中的な努力と練習と内省によって習得可能な一種の専門知識だったのだ。』
リスト
- 【知覚(perception)】 環境内の諸要素の状態・属性・力学を知覚する(何かが起こっていることに気づく)
- 【理解(comprehension)】 それらの分離した要素を、パターン認識・解釈・評価のプロセスを通じて統合する(その原因を特定できる)
- 【予測(projection)】 環境内の要素の将来の動きが予測できる(これからの事態の推移が予測できる)
あとがき
まえがきとリスト項目の【】内の語句は、アーリック・ボーザー 『Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ』(英治出版、2018年)および原著より。
リスト項目の日本語は、前半がWikipedia(英語版)の “Situation awareness” にある “Endsley’s model”という項目からの抄訳、カッコ内が参考文献(1)からの引用(一部編集)です。
マイカ・エンズレーはパイロットの状況認識能力を向上させるのに尽力した人物。
なお、エンズレーモデルという通り名があるわけではありません。
- タイトル: Learn Better――頭の使い方が変わり、学びが深まる6つのステップ
- 著者: アーリック・ボーザー(著)、月谷真紀(翻訳)
- 出版社: 英治出版
- 出版日: 2018-07-19
参考文献
(1) 稲垣敏之, “リスクを見つけて制御する,” ANAグループ安全飛行, 2006.9