認知的徒弟制(学習理論)における熟達への6ステップ


まえがき

『認知的徒弟制の理論においては、学習者はすなわちある領域における初心者であり、熟達者(親や教師、あるいは大人)から学び、自らもその領域において熟達してゆく存在だととらえられる。』

リスト

  1. モデリング(modeling) ― 熟達した実践者である教師が模範を示し、生徒がそれを観察する
  2. コーチング(coachlng) ― 教師が助言や例を示して教える
  3. 足場作り(scaffolding) ― 教師が生徒に遂行のための手がかりや支援を与え、上達するにつれ足場を外していく(fading)
  4. 明確化(articulation) ― 生徒の学習を支援するために教師は生徒の知識や思考を言語化し明瞭化してゆく
  5. リフレクション(reflection) ― 生徒の問題解決過程を教師や他の生徒と比較し検討させる
  6. 探究(exploration) ― 生徒が自分自身で問題を選択し、解決することを促す

あとがき

まえがきを含めて『心理学フロンティア』より。リスト項目は、形を整えた他はほぼママ引用です。この部分の参考文献として”The Cambridge Handbook of the Learning Sciences “が挙げられていました。

認知的徒弟制(Cognitive apprenticeship、Wikipediaでの解説)とはうまい表現ですね。Wikipediaを読むと、6ステップといっても最初の3つ(これが認知的徒弟制の核)、次の2つ、そして最後の1つの3つのかたまりに分かれている感じです。


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学習 心理学 熟達 学習理論 徒弟制

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