6つの性格(テーラワーダ仏教)


まえがき

『テーラワーダ仏教の伝統では、感情の働き具合で人の性格を6つに分けてみるのです。』

リスト

  • 【欲型】 欲が主に機能している人
  • 【怒り型】 怒り中心に生きている人
  • 【無知型】 あまり物事を明晰に見ない、判断能力はない、聞き流すタイプの人
  • 【思考型】 何でも余計に複雑に考える人。よく考えて、考えて生きる人
  • 【信仰型】 簡単に人を信じたり、情報にすぐ乗せられたりする、注意が浅いタイプの人
  • 【智慧(理性)型】 善悪、善し悪しの判断ができる人、結論が見える人

あとがき

まえがきを含めて『悩みと縁のない生き方―「日々是好日」経』より。性格といえば「性格を構成する5つの因子(OCEAN)」として投稿したビッグ・ファイブというモデルが現在の主流のようですが、それとは違った切り口ですね。

1と2はそれぞれ貪瞋痴(とんじんち)(Wikipedia)の貪と瞋、3から5は痴のバリエーションのように思えます。

興味深いのは、これが『「育てた結果の性格」ではなく、「生まれつきの性格」』だという記述があったこと。テーラワーダ仏教はお釈迦様本人のメッセージが比較的厳密に守られている仏教ということで注目を集めていると理解しているのですが、お釈迦様も生まれつきの性格があるという考えだったのかな。

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心理学 性格 初期仏教

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