6つの美徳と、それを支える24の強み(VIA)


まえがき

『すべての宗教や哲学的な伝統の中に共通した六つの美徳があることを発見したとき、人びとは驚いた。』

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あとがき

まえがきを含めて『世界でひとつだけの幸せ―ポジティブ心理学が教えてくれる満ち足りた人生』より。ただし、()内の文字は『ポジティブ心理学―21世紀の心理学の可能性』から補完しています。

これは”Values in Action Inventory of Strengths (VIA-IS)” – Wikipedia という指標を作成するプロジェクトの成果。先述したWikipediaでオリジナルの英語を確認することができます。また

このプロジェクトをリードしたのは、ポジティブ心理学の提唱者マーティン・セリグマン教授。『世界でひとつだけの幸せ』は教授の著書。精神疾患の診断基準としてDSM(精神障害の診断と統計の手引き – Wikipedia)という体系があるように、「善良な性格」の基準をつくろうというのがVIAの試み。

あらゆる観点で偏りが生じないように美徳を抽出しようとした過程が、こんな風に書かれていました。

キャサリン・グルスガードの指導で、アリストテレス、プラトン、アキナス、聖アウグスチヌス、旧約聖書、タルムード、孔子、仏陀、老子、武士道、コーラン、ベンジャミン・フランクリン、ウパニシャッドなど、二〇〇冊に及ぶ哲学書や教典を読んだ。驚いたことに、三〇〇〇年もの時空を経ていながら、すべては次の六つの美徳に集約された。

しかし、VIAの推進母体である”VIA Institute on Character“のサイトにある”VIA Classification of character strengths“というページを見ると、6つの美徳は変わっていないものの、その下に入る強みの定義・分類は上記のリストから変わっているようですね……。本格的な検証・洗練のプロセスはこれからだということなのだと思います。

なお”VIA Institute on Character“のサイトでは、無料でオンライン診断が受けられますよ。

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