まえがき
『「孤独」に関して学会でも認められている論文を集め、その内容を分析しました。すると、「幸せな孤独」を実現している人々に共通する傾向として、3つの要素が浮かび上がってきました。』
リスト
- 「うけいれる」(自己受容): ありのままの自分を受け入れる。苦しんできた自分をゆるす。マイナスからゼロ地点に戻る。
- 「ほめる」(自尊心): 自分をほめる。面白いと思うこと、得意なこと、ほかの人にはマネできないことなどに気づく。
- 「らくになる」(楽観性): どんな結果もポジティブに受け止める。
あとがき
前野 隆司『幸せな孤独 「幸福学博士」が教える「孤独」を幸せに変える方法』 (アスコム、2021年)より。
これらが幸せな孤独の要素であるという仮説を検証した調査の概要が載っていました。これらの3要素と孤独感との間には負の相関(3要素の相関(係数)の平均は-0.48)があり、孤高(幸せな孤独)では正の相関(同0.26)があったとのこと。
あればすなわち幸せな孤独とは言いがたい感じですが、なければ孤独感が高まるとは言えそうです。
- タイトル: 幸せな孤独 「幸福学博士」が教える「孤独」を幸せに変える方法
- 著者: 前野 隆司(著)
- 出版社: アスコム
- 出版日: 2021-12-18