まえがき
より良い暮らし指標(Better Life Index, BLI) とは、OECDのスローガンである「『より良い政策、良い暮らし』を各国が実現できるよう支援する活動の一環として開発されたもの」とのこと。
リスト
- 【住居】一人当たりの部屋の数、住居費、基本的衛生設備(例:水洗トイレ)の整備率
- 【収入】家計可処分所得、家計金融資産
- 【雇用】就業率、長期(一年以上)失業率、平均年収、雇用保障
- 【共同体】困った時に頼れる親戚・友人がいると回答した人の割合
- 【教育】高校修了者の割合、教育を受ける平均的年数、義務教育修了時点の読解力、数学的及び科学的リテラシー
- 【環境】大気汚染、水質
- 【ガバナンス】投票率、立法過程における協議プロセスの整備状況
- 【健康】平均寿命、自分の健康状態が良い・大変良いと回答した人の割合
- 【生活の満足度】生活の満足度の自己評価
- 【安全】人口あたりの殺人件数、過去 12 ヶ月に犯罪に巻き込まれた人の割合
- 【ワークライフバランス】長時間(週 50 時間以上)勤務者の割合、余暇や個人的活動(睡眠、食事)にあてた時間
あとがき
リスト項目は、OECD「『より良い暮らし指標(Your Better Life Index)』クイックガイド」(pdf)より引用。まえがきは同じくOECD「Better Life Index (BLI)より良い暮らし指標 ツール及びウェブサイトの概要」(pdf)から編集のうえ引用しました。「良い暮らし」の国際的な定義ということですね。
キャロル・グラハム『幸福の経済学―人々を豊かにするものは何か』の訳者解説でこの調査が引用されており、興味を引かれたので調べてみました。
- タイトル: 幸福の経済学―人々を豊かにするものは何か
- 著者: キャロル・グラハム(著)、多田 洋介(翻訳)
- 出版社: 日本経済新聞出版
- 出版日: 2013-02-26