意識的思考のサイクルの四つの原理


まえがき

『心〈マインド〉はどういう仕組みなのか。(略)四つの原理を提案しよう。』

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あとがき

まえがきを含めて、ニック・チェイター『心はこうして創られる 「即興する脳」の心理学』 (講談社、2022年)より。リストは本文(第七章)を編集・引用して作成しました。

このサイクルに無意識のような「心の奥」が出てこないところがポイント。「訳者解説」より、本書の核となる主張を要約しているように思われる段落を引用します。

 つまり脳は、「心の奥」がある(ぎっしり豊かに中身の詰まった内的世界が存在していてそのほんの上澄みが「心の表面」すなわち意識的自覚として現れる)という錯覚を創り出しているのみならず、「心というものが存在している」という錯覚さえも創り出しているのだ(本書の邦題はそこから取られている)。しかし実態は、感覚情報のほんのひとかけらを解釈して意味付けした結果がその瞬間の意識となっているのみであって、それとは別に「心」と呼ばれる何かが確固として存在しているわけではないのだ。

    参考文献

    タグ

    思考 意識

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