まえがき
『Kraepelinは、作業に影響を与える10因子のうち、重要な5因子を挙げました。』
リスト
- 【意志緊張】作業で起きる意志の緊張。作業中は緊張と弛緩の小さな波状的繰り返しが見られる。
- 【興奮】同じ作業を遂行するにつれて見られる没頭状態。
- 【慣熟】作業の遂行がスムーズにいくような精神諸機能の統合。
- 【練習】作業とともに消失する時間的に短い慣れが慣熟であるのに対して、練習は効果が比鞍的長時間にわたって続く慣れのこと。
- 【疲労】作業の質量を低下させる作用のこと。
あとがき
まえがきを含めて『臨床心理士試験徹底対策テキスト&予想問題集〈’11→’12年版〉』より。行動それ自体がやる気を引き出す作用は「作業興奮」と言われますが、この言葉を使っているのは一般書ばかりです。学術用語を知りたくて調べていました。クレペリンが発見したとのことですが、ずばり作業興奮に相当する言葉は見つかりませんでした。その途中で面白いリストに出会ったので収集。「内田クレペリン精神作業検査」の項からの引用です。
- タイトル: 臨床心理士試験徹底対策テキスト&予想問題集〈’11→’12年版〉
- 著者: 心理学専門校ファイブアカデミー(著)
- 出版社: ナツメ社
- 出版日: 2011-04-01