まえがき
『「リーダーシップと企業倫理」では、経営者は3つのレンズ(視点)を同時にもたなくてはならないと教えます。』
リスト
- 【経済】 マクロ経済、ミクロ経済、ファイナンスなどの視点から検討して(収益性は)どうか
- 【法律】 法の精神と条文で決まっていることを認識し、法律を遵守しているか
- 【倫理】 自分の決断は倫理的に見て正しいのか、決断に倫理的な視点をどう組み込んでいくか
あとがき
『ハーバードが「倫理」を必修にする理由:カシーク・ラマンナ准教授に聞く(1)』(日経ビジネスオンライン、2014/10/2)より。記事本文および後述の書籍をやや編集して引用しています。
佐藤 智恵『ハーバードはなぜ仕事術を教えないのか』(日経BP社、2015年)で、以下のような文章を読みました:
『ハーバードでは、こうしたグレーな状況に直面した時には、「LCA分析」をするように、と教えています。LCA分析とは、簡単に言えば、経済、法律、倫理の3つの視点から状況を分析することです。』
LCAは経済、法律、倫理の頭文字だろうと思いましたが見当がつきません。”Karthik Ramanna” “LCA Analysis” などの言葉で准教授の書いた記事や論文を検索しても見つからず……。どうも、氏の担当する科目名『「リーダーシップと企業倫理」(Leadership and Corporate Accountability、通称LCA)』のようです。
頭文字で覚えるならELM (Economy、Legitimacy、Morality) 分析かな。
- タイトル: ハーバードはなぜ仕事術を教えないのか
- 著者: 佐藤智恵(著)
- 出版社: 日経BP
- 出版日: 2015-04-17