まえがき
『マネジャーの主な仕事は、業種や組織形態を問わず一定である。プロの経営者なら、この考えに同意してくれるはずだ。(略)これらの業務に慣れてうまくやれるようになれば、マネジャーの仕事は楽になる。』
リスト
- 採用:該当の仕事ができる能力やポテンシャル、やる気と熱意のある人を獲得すること。
- コミュニケーション:経営理念や目的、組織の目標を部下に伝え、部署や事業部、業界の動きについての情報共有を行うこと。
- 計画:組織目標の達成に貢献すべく、自部署の目標達成に向けて施策を決定すること。
- 組織の編成:それぞれの業務やプロジェクトを実行するためのリソースを確保し、どの部下に何をさせるか決めること。
- 育成:部下一人ひとりの現状の能力を把握し、求められるレベルとの差を明確化して、それを埋めるべく学習の機会を提供すること。
- モニタリング:業務の進捗を把握し、部下それぞれがプロジェクトやタスクをうまくやれているか確認、対処すること。
- 評価:部下一人ひとりの業績を評価し、本人の役に立つフィードバックを行い、個人として、チームとして要求される水準との比較を行うこと。
- 解雇:組織に貢献ができない人、あるいは個人として必要な要件を満たさない人を、部署から取り除くこと。
あとがき
まえがきを含めて、ローレン・B・ベルカー、ジム・マコーミック、ゲイリー・S・トプチック『マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン、2023年)より。
management というか administration というか、マネジャーの「お仕事」の部分を端的に切り出した感じのリスト。(存在しませんが)リーダー版とセットで組織の長の仕事の全貌が掴めそうです。
- タイトル: マネジャーの全仕事 いつの時代も変わらない「人の上に立つ人」の常識
- 著者: ローレン・B・ベルカー(著)、ジム・マコーミック(著)、ゲイリー・S・トプチック(著)、佐々木 寛子(翻訳)
- 出版社: ディスカヴァー・トゥエンティワン
- 出版日: 2023-11-25