まえがき
『本書のこれからの主題である「[Plurality]プルラリティ(多元性)」を、「社会的差異を超えたコラボレーションのための技術」と簡単に定義しよう。(略)もっと厳密には、多元性は3つの部分に分けられる。』
リスト
- 記述的(~である、科学、ハンナ・アーレント): 社会世界は、孤立した個人の無秩序な寄せ集めでも一枚岩の全体でもない。それは、個人アイデンティティと集合的組織の両方を特徴づける、多様で交差する帰属性が織りなすものである。
- 規範的(~すべき、判断、ダニエル・アレン): 多様性は社会進歩の原動力であり、他の原動力と同様に爆発する(対立に発展する)可能性はあるが、社会が成功するには、その潜在的なエネルギーを成長のために活用しなければならない。
- 処方的(~する、行動、オードリー・タン): デジタル技術は、産業技術が物理的な燃料を利用してその爆発を封じ込めるエンジンを作ったのと同じように、多様性の暴発を活用するエンジンの構築を目指すべきだ。
あとがき
まえがきを含めて、オードリー・タン、E・グレン・ワイル、[Plurality]コミュニティ『PLURALITY : 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来』 (ライツ社、2025年)より。まえがき及び本段落で [Plurality] とした部分は、著者らが本書で伝えたい Plurality を象徴するために用いたUnicodeの文字(コードポイント U+2FFB)ですが、この文字を含めると表示が不安定になるので表示できませんでした。またリストは本文からの引用(一部編集)です。
規範的(~べきだ)/記述的(~である)という対概念は他のリストでも見かけましたが、ここに処方的という視点を入れ込んだ点がユニークなので収集しておきたくなりました。
タイトル: PLURALITY : 対立を創造に変える、協働テクノロジーと民主主義の未来
著者: オードリー・タン、E・グレン・ワイル、[Plurality]コミュニティ
出版社: ライツ社
出版日: 202505
