投稿者: koji

  • さわやかでたのもしい経済社会への道

    まえがき

    ななおさかきの詩「野生に 声あり」から。

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    あとがき

    『スローライフのために「しないこと」』より。せっかくなので孫引きでなく、ななおさかきさんの原典から引用したいと思いましたが見つからず。

    なぜ「野生に 声あり」というタイトルなのか。本によれば、この詩は「野生からの人間たちへの呼びかけをななおが代筆したものだということになっている」から。面白い見立てです。個人的には6が気に入っています。

    • 人をあやつろうとする人の4つの決めつけ

      まえがき

      「気にくわないことをされたとき、アサーティブな人ならどうするか?自分の要望をいくらかでも通そうと、歩み寄りの姿勢で要望をストレートに伝えるだろう。
       アサーティブでない人は、以下のような決めつけをして、相手をあやつろうとする。」

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      あとがき

      まえがきを含めて『「うまくいく人」の頭のいい話し方』より。

      まあ最初の項目は決めつけだと気がつきますが、それ以外は、こう言われたら無条件で反省してしまいそうです。

      他人の感情に配慮することが重要なのは言うまでもありません。ただ、こういう一般論を掲げて聞き手の心理を操作することで自分の主張を通したり、自分の感情を相手に押しつけようとする話し手もいるので要注意、ということ。

      意識的に話をそう運ぶ人もいるでしょうが、多くの場合は無意識のうちにそういうロジックを採用してしまうのではないでしょうか。僕も、特に子どもを叱るときなど、そうなりがちかも。

      この本からの他のリスト

    • 名古屋議定書(COP10)

      まえがき

      結局のところ「名古屋議定書」には何が盛り込まれているのか。

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      あとがき

      東京新聞 2010年11月10日版より。
      生物多様性条約第10回締約国会議(CBD・COP10)を終えて|生物多様性条約」(WWFジャパン)などを読むと、とても難航した様子が伝わってきます。

      しかし結局のところ何が採択されたのか。簡潔な要約が欲しくて”Nagoya Protocol COP10″などで検索してみたのですが、なかなか見つかりませんでした。たまたま新聞に要約があったので引用します。

    • 最初期の仏教の基本特性(3つ)

      まえがき

      「仏教(略)が科学とはどこがどう同じで、どこが異なっているのかといった問題を考える場合には、いま挙げた三点で必要かつ十分となろう。」

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      あとがき

      まえがきを含めて『犀の角たち』より。(初期)仏教がとても合理的な考え方であることに興味を持ち、科学との対比を試みている本あるいは人を探していくうちに、この本に出会いました。

      • タイトル犀の角たち
      • 著者: 佐々木 閑(著)
      • 出版社: 大蔵出版
      • 出版日: 2006-07-01

        (追記 2014-3-6)
        角川ソフィア文庫から出た文庫版でも同じ記述でした。

        • 座禅の心得(調身・調息・調心)

          まえがき

          『座禅をするために必要な心得として「調身」「調息」「調心」があげられる。これらのうち、ひとつでも欠けると正しい座禅はできないとされている』

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          あとがき

          まえがきを含めて『禅の世界(大図解シリーズ No.966)』(東京新聞 2010年11月7日)より。

          この新聞を購読しておらず偶然見つけたのですが、この「大図解」というのは新聞の見開き面を使った解説シリーズのようです。わかりやすく解説されていたので収集しました。

        • 好かれる人の4つの武器(四摂法)

          まえがき

          「人気のある人、みんなから好かれる人になるために、育てなければならない四つの性質があります。」

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          あとがき

          まえがきを含めて『人に愛されるひと敬遠されるひと―テーラワーダの知恵で人間をよく知る本』より。解説部分は本文からの要約です。

          調べてみると、この4つは「四摂法(ししょうぼう)」(Wikipedia)というのですね。「仏や菩薩が、苦海に居る衆生をいかに救済せんとして思惟し、心血を注いで化導する4つの方法である。」と、えらくまじめな感じです。スマナサーラ長老は「四摂法」という言葉すら使っていませんでした。たしかに対人関係の心得として使えそうです。

          • ガネーシャの課題(『夢をかなえるゾウ』)

            まえがき

            「で、覚悟でけてる?」

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            あとがき

            まえがきを含めて『夢をかなえるゾウ』より。3年前のベストセラーを今ごろ読みました。170万部も売れてたのか……。でも、もう公式サイトも閉鎖されていました。

            • タイトル夢をかなえるゾウ
            • 著者: 水野 敬也(著)
            • 出版社: 飛鳥新社
            • 出版日: 2007-08-11
            • アサーションに関する権利章典

              まえがき

              すべて人はやましさを感じることなくノーと言う権利を有する(You have the right to say no, without feeling guilty.)

              リスト

              あとがき

              アサーション本の元祖[1]と言われる”When I Say No, I Feel Guilty”より。”A Bill of Assertive Rights”として載っています(文中では”The Bill of 〜”)。

              Bill of Rights(権利章典 – Wikipedia)らしくなるよう訳してみました。いかめしくも面白い感じが出ているといいのですが。またまえがきは、巻末にあるこのリストの下に書かれていた文の和訳です。

              この本には(『「うまくいく人」の頭のいい話し方』)という邦訳があるのですが、なぜかこの権利章典は載っていないんですよね。そこで原著から訳しました。

              この本からの他のリスト


                [1] “Assertiveness and Assertiveness Training” – BBC

                参考までに、オリジナルのリストも引用します。

                * You have the right to judge your own behavior, thoughts, and emotions, and to take the responsibility for their initiation and consequences upon yourself.
                * You have the right to offer no reasons or excuses for justifying your behavior.
                * You have the right to judge if you are responsible for finding solutions to other people’s problems.
                * You have the right to change your mind.
                * You have the right to make mistakes – and be responsible for them.
                * You have the right to say, “I don’t know.”
                * You have the right to be independent of the goodwill of others before coping with them.
                * You have the right to be illogical in making decisions.
                * You have the right to say, “I don’t understand.”
                * You have the right to say, “I don’t care.”

              • アサーティブ法 6つのテクニック

                まえがき

                「あやつりを断ち、自信をもって正々堂々と相手に自分の意思を開示し、自分に自尊心と誇りを取り戻す」ために。

                リスト

                あとがき

                『「うまくいく人」の頭のいい話し方』より。まえがきは帯からの引用です。6つのテクニックには明確な定義がなく、説明は本の中に散らばっている状態でしたので、本文を読んで要約を付けました。「まえがき」に出てくる「あやつり」とは、われわれが説得のために(多くの場合は無意識のうちに)使っている心理操作のことです。

                たまたま目にしたBBCのページで、「現在のアサーション・トレーニングの多くは、1975年にManuel J Smithが著した”When I Say No, I Feel Guilty”を源とする」といった記述があり、興味をひかれました。訳本を調べて探し当てたのが、30年後に訳されたこの本。タイトルを直訳するなら「NOと言うのは後ろめたい」という感じですかね。

                ※「針のとんだレコード」って、生まれたときからCDを聞いている人には何のことだか分からないかも。僕には違和感ありませんが。

                この本からの他のリスト

              • 五観の偈

                まえがき

                『五観の偈(ごかんのげ)は、主に禅宗において食事の前に唱えられる偈文。僧侶の食事作法のひとつだが、道徳的普遍性の高い文章であるため禅に限らず多くの分野で引用されている。』

                リスト

                あとがき

                リストは『あなたの少食が世界を救う―愛と慈悲の心で生きる少食健康法のすべて』、まえがきはWikipediaからの引用です。読みがなはこちらでふりました。また句読点や数字の表記などに少々修正を加えているので、引用元とまったく同じではありません。

                『法句経からのメッセージ』という本のなかでこの言葉を見かけて気になったので調べました。原文自体にも解説文にも、多少ニュアンスの異なるバージョンがあるようですね。
                「偈」は読み上げるための言葉という意味だと理解していますが、偈文だけでは何を唱えているのか分からないので、分かりやすく宗教色も薄い解説文を探しました。

                このほか『典座教訓・赴粥飯法』という本の解説も紹介します。

                一つに、目前に置かれた食事ができ上がってくるまでの手数のいかに多いかを考え、それぞれの材料がここまできた経路を考えてみよう。
                二つに、この食事を受けることは、数多くの人々の供養を受けることにほかならないが、自分はその供養を受けるに足るだけの正しい行ないができているかどうかを反省して供養を受けよう。
                三つに、常日ごろ、迷いの心が起きないように、また過ちを犯さないように心掛けるが、その際に貪りの心、怒りの心、道理をわきまえぬ心の三つを根本として考える。食事の場においても同様である。
                四つに、こうして食事を頂くことは、とりもなおさず良薬を頂くことであり、それはこの身が痩せ衰えるのを防ぐためである。
                五つに、今こうやって食事を頂くのには、仏道を成就するという大きな目標があるのである。