投稿者: koji

  • 死の3兆候

    まえがき

    『古典的には(略)この3つの兆候が現れたら、お医者さんが「ご臨終です」と言って、周りで見守っていた家族が一斉にわっと泣き伏すというのが長い間認められてきた死の地点です。』

    リスト

    あとがき

    まえがきは、福岡 伸一 『最後の講義 完全版』(主婦の友社、2020年)より。リストは「」と「心肺停止」(ウィキペディア)から作成。

    「瞳孔散大ないし対光反射の消失は脳幹機能の消失と機能的には重なる部分があり、」(「心肺停止」)という記述が印象に残りました。いわゆる「目力」は生命力の象徴なのかな。

    • WordPress: LOTD の仕組み

      概要

      公開されたリスト投稿から適切なリストランダムに選んで LOTD とし、1日に1回配信する。

      詳細

      公開されたリスト投稿 とは……

      公開されたリスト投稿とは、次の条件をすべて満たす投稿(記事)。

      • 投稿タイプ: 投稿 (post)
      • カテゴリ: list
      • ステータス: 公開

      適切なリスト とは……

      適切なリストとは、公開されたリスト投稿のなかで次の条件をすべて満たす投稿。

      • 書籍から作成されている
        • 書籍が引用されていないリストは自作リストやまとめリストなど配信向きでないものが多いと考えたため。
        • システム的には “ASIN” タクソノミーのタームが関連付けられているリスト。
      • これまでにLOTDになった回数が少ない
        • 多様なリストを配信させたいため。
        • システム的には、LOTDとして選ばれた回数を投稿のカスタムフィールド lotd_count に保存し、最小回数のリストから選択する。
      • 運営者が配信向きだと判断した
        • 上記の条件を満たしていても、配信向きでないと判断したリストは配信しないようにする。
        • システム的には、先の lotd_count カスタムフィールドに ‘999’ をセットして候補から除外する。

      ランダムに選んで とは……

      上記の条件を満たすリスト投稿群を作成したうえで、ランダムに1つリストを選ぶ。ただし、LOTDとして適切かどうかを前日にチェックするため、翌日のLOTD候補を前日に決めておきたい。

      乱数生成器にシードを与えて初期化すると、生成される乱数はシードに対して一意に定まる(Random seed – Wikipedia)。そこで 20201231 のような日付を元にした情報をシードとして与えれば、母集団が変わらないかぎり、特定の日にどの投稿が選ばれるかを知ることができる。

      以下、処理の概要。

      1. まず既配信回数の最小値を求める。 公開されたリスト投稿の中で書籍から作成されているものを lotd_count カスタムフィールドの小さい順に並べ替えて、その先頭行を取得する。

      $lotd_ids_core = array(
      	'post_type'      => 'post',
      	'category_name'  => 'list',
      	'post_status'    => 'publish',
      	'posts_per_page' => 1, // 1件のみ
      	'tax_query'      => array( // ASIN が付与されている
      		array(
      			'taxonomy' => 'asin',
      			'operator' => 'EXISTS',
      		),
      	),
      );
      
      $query = new WP_Query( $lotd_ids_core + array(
      	'fields'   => 'ids', // IDのみ
      	'orderby'  => 'meta_value_num', // カスタムフィールドで並べ替え
      	'meta_key' => 'lotd_count', // 既配信回数
      	'order'    => 'ASC', // 昇順
      ) );
      
      $min_lotd_count = get_post_meta( $query->posts[0], 'lotd_count', true );

      2. 公開されたリスト投稿から適切なリストをランダムに選ぶ。

      $seed = wp_date( 'Ymd' );
      $lotd_post = new WP_Query( $lotd_ids_core + array(
      	'meta_query' => array( //既配信回数が最小の記事
      		array(
      			'key'     => 'lotd_count',
      			'value'   => $min_lotd_count,
      			'compare' => '=',
      		),
      	),
      	'orderby' => 'rand('.$seed.')', // YYYYMMDDをシードとして与えたうえでランダムに
      ) );
      
      // $lotd_post->posts[0] が YYYYMMDD における LOTD候補となる

      LOTD とは……

      システム上、LOTD とは次の条件を満たす投稿。

      • カテゴリ: 今日のリスト

      毎日 0:01 にバッチ処理を走らせ、「今日のリスト」カテゴリを空にしたうえで、上記のロジックで選んだリストを「今日のリスト」カテゴリに入れる。そしてカスタムフィールドに保存している配信カウンタをインクリメントしておく。

      1日1回配信 するには……

      メールでは

      毎日 6:05 にバッチ処理を走らせ、LOTD を エックスサーバーのメーリングリストに投稿する。

      Feed では

      WordPress の標準機能でカテゴリごとの feed が出力されるので、「今日のリスト」カテゴリのフィードが LOTD のフィードになる。

      X では

      メール配信処理の後で @listfreakポストする。

    • NVC(非暴力コミュニケーション)を構成する4つの要素

      まえがき

      『心の底から与えたい、という共通の願いにたどりつくには、次の4つのこと──「NVCを構成する4つの要素」に意識を集中させる必要がある。』  

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて、マーシャル・B・ローゼンバーグ 『NVC 人と人との関係にいのちを吹き込む法 新版』(日本経済新聞出版、2018年)より。

      コミュニケーションの4つの要素」と同じですね。おそらくこちらが本家か。

      この本からの他のリスト

    • 統合失調症的傾向に特有の不安

      まえがき

      『統合失調症的傾向を持つ人間に特有の不安は、以下の三つの形態をとる。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて、T・バトラー=ボードン 『世界の心理学50の名著 エッセンスを読む』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2008年)より。R.D.レイン 『ひき裂かれた自己―分裂病と分裂病質の実存的研究』(みすず書房、1971年)を紹介している章から、本文を一部編集のうえリスト化しました。

      無防備になる不安。侵害される不安。“石に変わる”不安。ある種の枠組みがあるように思えます。

      なお、統合失調症「的傾向」を持つ人に特有の不安であって、統合失調症についてのリストではありません。

        • 異人性の4等級

          まえがき

          『ノルド語は、異人性に四つの等級を認める。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、オースン・スコット・カードのSF作品 『死者の代弁者』より。リストは本文を編集して作成しました。また異世界人、異種人、人外動物という言葉は続編の『ゼノサイド』からの引用です。

          純然たるエンタテインメントではありますが、エイリアンとの交流というフィクションを通じて「わかりあう」ために持つべき視点が学べるように思います。お互いの違いを理解するために違いぐあいを定義するという発想を思い出せるよう、収集しておきます。

          • タイトル死者の代弁者〈上〉
          • 著者: オースン・スコット・カード(著)
          • 出版社: 早川書房
          • 出版日: 1990-09-01
          • 勇気を育てる6つのテクニック

            まえがき

            『人間は自分の恐怖と戦っていると、生きていることをより実感するものだ。哲学者で詩人のラルフ・ワルド・エマーソンは、こう言っている。「日々、何らかの恐怖を乗り越えていない人間は、生命の神秘を学んでないのと同じだ」』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、マンフレッド F. R. ケッツ・ド・ブリース 『勇気は資質でもあるが、訓練を通じて育てることもできる:誰でも実行できる6つのテクニック』(DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー)より。

            『筆者は50年にわたり精神分析学者、心理療法士、そしてエグセクティブコーチをしてきたなかで、患者や学生たちが勇気ある行動をとるのを助けるテクニックを、いくつか発見した。』という文章に続く文章を要約のうえリスト化しました。

            テクニックと題されている通り、わりと具体的な行動が列挙されていてわかりやすかったので収集。

          • 経営者の3つの役割(吉田憲一郎)

            まえがき

            『私が社長だった当時のソネットは社員1500人くらいで、いまソニーグループ全体では11万人強ですから、企業としての規模は違いますが、経営者としての役割という点では大きな違いはないと思います。私が考える経営者の役割は次の3つです。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー編集部によるソニー 代表執行役 会長兼社長 CEO 吉田憲一郎氏へのインタビュー「ソニーは、誰のために、何のために存在するのか」より。DIAMOND ハーバード・ビジネス・レビュー 2020年7月号 p84所収。

            方向性の提示。重要事項の決断。人事。長い経験を数か条のリストに凝縮されているのを見ると、収集したくなります。

            この本からの他のリスト

          • 三面等価の原則

            まえがき

            『これは大学の経済の授業でも最初のほうに教える、経済学の「初歩中の初歩」の知識である。 三面等価とは、「生産面」「分配面」「支出面」の三つが、概念としては同じ値になるという経済論理だ。 』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、高橋洋一 「【図解】ピケティ入門 たった21枚の図で『21世紀の資本』は読める!」(あさ出版、2015年)より。

            [もし『21世紀の資本』をより効率的に読みたいと思うのなら、ぜひ「三面等価の原則」を知っておいてほしい。]とのことですが、興味深いことにWikipedia(日本語版)によればこの原則は日本人が考案し、日本でしか使われていない概念のようですね。

            • 信頼の3つの真理(スティーブン・M. R. コヴィー)

              まえがき

              『私は25年以上にわたり、顧客に信頼の力を理解し、実践してもらい、信頼し合う関係から生み出される迅速性・コスト効率・エネルギー、そして本質的な喜びを手に入れてもらえるよう、手助けをしてきた。そしてその過程で、信頼に関する3つの心理を会得したのである。』

              リスト

              あとがき

              まえがきを含めて、ジョエル・ピーターソン他 『信頼の原則――最高の組織をつくる10のルール』(ダイヤモンド社、2017年)より。本文を一部編集してリスト化しました。

              リストの作者は著者ではなく、序文を書いたスティーブン・M. R. コヴィーです。

              • 罰を与える3つの目的

                まえがき

                罰を与える目的は何か。

                リスト

                あとがき

                Wikipedia英語版の「罰」(Punishment) というエントリの “Possible reasons for punishment” という項目にある6つほどの項目をまとめる形で作成。すこしくわしい紐づけは参考文献(1)に書きました。

                バリー・シュワルツらの『知恵』で、『判事は犯罪に応じた量刑を判決し、懲罰、更生、抑止のそれぞれの目的のバランスを取る』という文章を見かけて探求したくなったのが作成のきっかけです。

                懲償(ちょうしょう)はあまり使われない言葉ですが、懲らしめることによって償わせるという意味合いがラベルにぴったり。

                この本からの他のリスト

                参考文献

                (1) 786. 罰の目的とその代替手段 – 起-動線