投稿者: koji

  • 組織が変われない3つの理由

    まえがき

    『著者らは、それぞれの数十年間にわたって組織変革に取り組んできましたが、様々な試行錯誤の中で、組織論における3つのコペルニクス的転回に気づきました。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、西田 徹、山碕 学『組織が変われない3つの理由 「元気」と「成果」を同時に実現する組織のつくりかた』 (日本能率協会マネジメントセンター、2023年)より。リストは目次からの引用です。

    本書はこの3つの理由をそれぞれに掘り下げ、またそれぞれに解決する手段をていねいに紹介していきます。

    • 宗教のメリットについての5つの仮説

      まえがき

      『宗教は私たちに何をしてくれるのだろう?この疑問に対して、過去一世紀のあいだ多くの研究者が答えを提案してきた。それは大きく五つのテーマに分類することができる。』

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      あとがき

      まえがきを含めて、ロビン・ダンバー『宗教の起源――私たちにはなぜ〈神〉が必要だったのか』 (白揚社、2023年)より。リストは本文中の箇条書きと、図表中の文字から引用して作成しました。引用文献は示されていませんでした。

      この5つのメリット(書籍のほかの箇所では機能とも呼ばれている)は「外的脅威」と「集団規模」という2つの変数を介して絡みあっています。

      文章で表現を試みると、まず宗教のダイレクトな機能として挙げられるのが【科学】【健康】【集団結束】。「外的脅威」の増大は「集団規模」増加の圧力となり、集団の【支配層】による抑圧ないし【協力】という機能が発現します。

      著者はこの5つの仮説を3つにくくり直しており、こちらもわかりやすいのでリスト形式にして引用します。

      まずは五つの古典的な説を三つに振りわけて、それぞれの根拠にざっと触れておこう。

      • 個人レベルの利益をもたらすもの(世界を説明する手段としての宗教、医学的介入手段としての宗教)、
      • 社会レベルの利益をもたらすもの(正しい行動をさせるための宗教、上層部の利益のために大衆を抑圧するための宗教)、
      • そして共同体結束の仕組みとしての宗教である。
      • プレゼンにおける「つかみ」の技

        まえがき

        『相手に聞いてもらうには、発表の冒頭で「この発表をもっと聞きたい!」と興味を持ってもらうことが肝心です。たとえば問いかけや自分の経験、興味深い話などで引き付けましょう。』

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        あとがき

        まえがきを含めて、登本洋子、伊藤史織、後藤芳文『改訂版 学びの技』 (玉川大学出版部、2023年)より。リストは本文中の図からの編集・引用です。いわゆる「つかみ」のバリエーションとして収集しておきたくなりました。

        玉川学園で、2008年度4月に始まった中学3年生対象の授業「学びの技」は、自ら課題を見つけ、研究を深めていくことができる探究型のプログラムです。

        ――「改訂版おわりに」

        とのことです。論題(問い)の作り方から情報収集、論理の組み立て、発表、論述、さらには評価に至るまでが網羅された、本格的な構成でした。

        • タイトル改訂版 学びの技
        • 著者: 登本洋子(著)、伊藤史織(著)、後藤芳文(著)
        • 出版社: 玉川大学出版部
        • 出版日: 2023-11-20
        • CFOが企業活動を活性化できる3つの理由

          まえがき

          『日本人が本来持っているアニマルスピリッツが薄れている現在、(略)CFOはブレーキ役とアクセル役を巧みに使い分けることにより、企業活動を活性化させることができると私は考えています。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、徳成旨亮『CFO思考 日本企業最大の「欠落」とその処方箋』 (ダイヤモンド社、2023年)より。

          「リスクと資本と収益の三位一体」をメモしておきたくて収集。弊社もこの三つ組に似た三要素を意思決定の基準としているので。

          • ビブリオバトルのルール

            まえがき

            『ビブリオバトルの公式ルールは、次のように定められています。』

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            あとがき

            まえがきを含めて、ビブリオバトル普及委員会『ビブリオバトル ガイドブック ルール改訂版』 (子どもの未来社、2023年)より。『公式ルールはビブリオバトル普及委員会の公式サイトでも確認できます』とのこと[1]

            以前から気になっていたのですが、企業研修に採り入れているという方がいたので本を読んでみることにしました。

            楽しそうですね。マイリストバトルも開催してみたい。

              参考文献

              [1] 知的書評合戦ビブリオバトル公式サイト – 公式ルール (bibliobattle.jp)

            • ダークホース(型破りな成功者)の考え方

              まえがき

              『ダークホースたちの(略)旅の出発点は同じだ。充足感を追求するという決断である。(略)ダークホースたちは、標準化から脱出する道を個別化することは可能であると示している。』

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              あとがき

              まえがきを含めて、トッド・ローズ、オギ・オーガス『Dark Horse(ダークホース) 「好きなことだけで生きる人」が成功する時代』 (三笠書房、2021年)より。

              • 学習者の興味をそそるテキストの特徴

                まえがき

                『大学生を対象としたある研究では、情報系テキストの5つの特徴が学習者の興味と記憶力の向上に関連していた。』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、全米科学・工学・医学アカデミー(編集)、秋田 喜代美(監修)、一柳 智紀(監修)、秋田 喜代美(翻訳)、一柳 智紀(翻訳)『人はいかに学ぶのか:授業を変える学習科学の新たな挑戦』 (北大路書房、2024年)より。リストは本文を解体して作成しています。

                このリストの元となっている「ある研究」は参考文献[1]。ABSTRACTSによると被験者は恐竜のテキストを読んだとあります。本文には目を通せなかったのですが、どんなテキストだったのでしょうね。

                  参考文献

                  [1] Wade, Suzanne E., William M. Buxton, and Michelle Kelly. “Using think‐alouds to examine reader‐text interest.” Reading Research Quarterly 34.2 (1999): 194-216.

                • よくある詭弁のパターン

                  まえがき

                  『社会に氾濫する詭弁を見抜いてだまされないようにするためには、あらかじめ「よくある詭弁のパターン」を知っておくことが有効です。』

                  リスト

                  あとがき

                  まえがきを含めて、山崎 雅弘『詭弁社会ーー日本を蝕む”怪物„の正体』 (祥伝社、2024年)より。リスト項目は見出しから、「……」以降の例文は本文から引用しました。

                  3番目とか強力ですね。すごい飛躍をぶつけられると、つながりを理解しようと頭を使っているうちに畳みかけられてしまいそうです。

                  ちなみに……本書の帯に「何がこの国を腐らせた?」とあります。書名・副題と併せて眺めると、「この国が腐ったのは明らかで、それは詭弁という”怪物„に蝕まれたせいだ」という印象を受けます。

                  情緒的には「その通り!」と思いつつ、よく考えると定義の不確実さ(腐ったのは事実?)、情緒的思考(日本を「蝕む」「”怪物„」の「正体」という表現のおどろおどろしさ)、極論への飛躍(この国が腐ったのは詭弁が原因、という因果関係は確か?)など、けっこう詭弁のパターンを踏襲しているように思えます。心を動かされるメッセージと詭弁は紙一重なのかもしれませんね。

                  • 内向型の人が上手に断るための5つのヒント

                    まえがき

                    『興味のない誘いを断ることを、自分を大切にしている証しとみなそう。興味のない誘いを断ることについて謝っているなら、外向型の人があなたに対する扱いを変えてくれることは期待できない。』

                    リスト

                    あとがき

                    まえがきを含めて、ティボ・ムリス『「ひとりが好きな人」の上手な生き方 内向型が力を発揮するための実践的エクササイズ』 (ディスカヴァー・トゥエンティワン、2023年)より。

                    内向型ならではの特質に共感してもらえないとしたら、率直に伝えよう。

                    • タスクを上手に減らす3つの原則

                      まえがき

                      『人生は先延ばしの連続だ。やりたいことを全部できるわけがないのだから、誰もが大量の先延ばしアイテムを残して死ぬことになる。大事なのは先延ばしをなくすことではなく、何を先延ばしにするかを賢く選択することだ。』

                      リスト

                      あとがき

                      まえがきを含めて、オリバー・バークマン『限りある時間の使い方 人生は「4000週間」あなたはどう使うか?』 (かんき出版、2022年)より。リストは文中の小見出しから引用し、……以下に本文の要約を添えました。それぞれの項目は著者による引用で、本書には引用元が付けられています。

                      類書の多いテーマですが、平易で説得力のある語り口が特長です。たとえば、まえがきの文章。あるいは、項目1。緊急度と重要度で仕分けして云々と言われるより、貯蓄と同じように時間も天引きしてしまえと言われると、なるほどそうだと納得できます。