まえがき
「我々は優れた判断を下すプロフェッショナルを観察した。これに基づいて、決断力を高めるためのアドバイスをいくつかあげてみよう」
リスト
- 問題の理解に時間を惜しまない
- 本当の問題が何かを見つける
- その問題を本当に優先すべきかを確認する
- 「反証的」な質問をする
- 一般的な選択肢だけでなく異色の選択肢も考える
- 予想される未来から逆算する
- リスクや不透明性に対してクライアントの許容度を理解する
- 自身の経験を活かす能力を高める(経験豊富な同僚から学ぶ)
あとがき
まえがきを含めて『選ばれるプロフェッショナル ― クライアントが本当に求めていること』より。最後の項目のカッコは、解説文の内容から補足しました。また最初の項目の「問題」という言葉は、本では「課題」になっています。
本では、最初の項目では「課題」が、2番目と3番目の項目では「問題」という言葉が選ばれています。この違いが気になって原書をあたってみたところ、どれも”problem”でした。訳者は何らかの解釈を込めたのだと思いますが、KISSの法則に従い、シンプルに統一しました。
……といった細かいところはさておいて、よいリストだと思います。「クライアント」という言葉が入っている7番めだけが、やや個別性(この本はクライアントを持っているプロフェッショナル向け)を感じさせるものの、その他は一般的な判断の心得として使えるのではないでしょうか。
- タイトル: 選ばれるプロフェッショナル ― クライアントが本当に求めていること
- 著者: ジャグディシュ・N・シース(著)、アンドリュー・ソーベル(著)、羽物 俊樹(翻訳)
- 出版社: 英治出版
- 出版日: 2009-07-22
この本からの他のリスト
- タイトル: Clients for Life: Evolving from an Expert-for-Hire to an Extraordinary Adviser
- 著者: Sobel, Andrew(著)、Sheth, Jagdish(著)
- 出版社: Free Press
- 出版日: 2002-03-12