真理を「自ら確かめる」ための10か条


まえがき

『思考、概念、論、意見、見解などの主張には、その反対意見も自動的に成り立つのです。どんな意見にも反論が現れるので、人々が教えに納得するのは難しいのです。ブッダはその事実を認めた上で、我々がマインドコントロールの罠をさけて、真理を「自ら確かめる」ためのポイントを、十箇条挙げました。』

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あとがき

まえがきを含めて『テーラワーダ仏教「自ら確かめる」ブッダの教え』より。「…」より左側は見出しの正確な引用ですが、右側の解説部分は本文の要約であり、一部引用者の意訳が含まれています。日本テーラワーダ仏教協会のWebサイトにもこの10か条は載っています(「すべては自ら確かめよ」)。しかし書籍では一般的な文脈で使えるように意訳されているので、分かりやすいですね。

5.のところは解説も短めなのですが、演繹法の「前提」に当たる部分を言葉で定義し尽くすことができないため、結論を操作できる余地がある。したがって真理を判断する基準にはならないという意味だと理解しました。

これらに全部留意しつつ「自ら確かめる」。大事にしたい心得だ。

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