まえがき
『クーンは後年、「客観性、価値判断、理論選択」という論考のなかで、新しいパラダイムを選びとるときに用いられる五つの判断基準を示した。』
リスト
- 【正確性】 (新しい理論のほうが)正確であること
- 【無矛盾性】 矛盾がないこと
- 【広範囲性】 適用範囲が広いこと
- 【単純性】 単純であること
- 【多産性】 実り豊かであること
あとがき
まえがきを含めて『なぜ科学を語ってすれ違うのか――ソーカル事件を超えて』より。
「多産性」がやや分かりづらいですね。原典の論考は『科学革命における本質的緊張―トーマス・クーン論文集』に載っているそうですので、目を通してみよう。
- タイトル: なぜ科学を語ってすれ違うのか――ソーカル事件を超えて
- 著者: ジェームズ・ロバート・ブラウン(著)、青木 薫(翻訳)
- 出版社: みすず書房
- 出版日: 2010-11-20
この本からの他のリスト
- タイトル: 科学革命における本質的緊張―トーマス・クーン論文集
- 著者: トーマス クーン(著)、Kuhn,Thomas S.(原著)、誠也, 安孫子(翻訳)、正博, 佐野(翻訳)
- 出版社: みすず書房
- 出版日: 1998-10-01