アメリカにおける起業の現実(抜粋版)

まえがき

『著者としては、読者に本書を最後まで読み通してほしいので、最初に起業に関するいくつかの驚くべき事実を前もってお知らせしておくことにしたい。』

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  • アメリカは、以前に比べるなら起業家的ではなくなって来ている。一九一〇年と比べるなら、全人口に占めるビジネスの創業者の割合は低下して来ている。
  • アメリカが、格別に起業家的な国土というわけでもない。ペルーは、アメリカよりも三・五倍の割合で新たにビジネスを始める人がいる。
  • 起業家は、魅力的で目を惹くハイテク産業などではなく、建設業や小売業などのどちらかというと魅力の薄い、ありきたりの業種でビジネスを始める場合のほうが多い。
  • 新しくビジネスを始めを動機のほとんどは、他人の下で働きたくないということに尽きる。
  • 仕事を頻繁に変える人や、失業している人、あるいは稼ぎの少ない人のほうが、新しいビジネスを始める傾向にある。
  • 典型的なスタートアップ企業は、革新的ではなく、何らの成長プランも持たず、従業員も一人(起業家その人)で、一〇万ドル以下の収入しかもたらさない。
  • 七年以上、新たなビジネスを継続させられる人は、全体の三分の一しかいない。
  • 典型的なスタートアップ企業は、二万五〇〇〇ドルの資本しか持たず、それはほとんどの場合、本人の貯金である。
  • 典型的な起業家は、ほかの人よりも長い時間労働し、誰かの下で雇われて働いていた時よごりも低い額しか稼いでいない。
  • スタートアップ企業は、考えるよりは少ない仕事(雇用)しか産み出さない。創業以来二年未満の会社で働く人が全人口の一%あるのに対して、十年以上の会社で働く人は六〇%を占める。

あとがき

まえがきを含めて『〈起業〉という幻想 ─ アメリカン・ドリームの現実』より。本書では67もの「神話」の「現実」が、調査によって確かめられています。著者(スコット・A・シェーン)はその中から10をティーザーとして選び、イントロダクションで紹介しています。それがこのリスト。

(書影)

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