偏見の尺度(オールポート)


まえがき

『心理学者ゴードン・オールポートは、社会の偏見が差別行動や暴力、ヘイトクライム(略)、そしてジェノサイドにまで発展していくプロセスを、社会、心理、政治、経済の面から研究した。』

リスト

  1. 誹謗(憎しみに満ちた言葉): 言葉による暴力、悪意のある噂話・流言、侮辱的な呼び名、ステレオタイプ化、失礼な冗談。
  2. 回避(社会的排除): 特定の集団に属する人々を社会的に拒絶し、存在しないかのように扱う。その人々の店、家、学校、礼拝所などを避ける。
  3. 差別(職場や学校での受入拒否): 雇用、教育、医療保健、住居、公共サービス等における差別。こうした差別を認める法律がつくられることもある。
  4. 物理的攻撃(暴力): ある集団の人々や、その所有物に対する暴力・破壊行為。身体的暴力によるいじめ、暴行、さらにはレイプも起こりうる。
  5. 絶滅(ジェノサイド): ある集団を標的とする大規模な暴力は、その集団の根絶を目的とする大量殺人へと発展することもある。

あとがき

まえがきを含めて、黒木 俊秀(監修)、小野 良平(翻訳)『ひと目でわかる 心のしくみとはたらき図鑑』 (創元社、2019年)より。図表をリスト化しました。

出典は『偏見の心理』 (培風館、1968年)のようです。またこの尺度は “Allport’s Scale“としてWikipedia(英語版)にも収録されていました。

見出し語を見たときには「回避 → 誹謗の順では」と感じましたが、誹謗には「失礼な冗談」といった項目もあって納得。

失礼な冗談がジェノサイドつながり得ることをこうやって示されると恐ろしい。

この本からの他のリスト

  • タイトル偏見の心理
  • 著者: G.W.オルポート(著)、原谷 達夫(翻訳)、野村 昭(翻訳)
  • 出版社
  • 出版日: 1968-04-18

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