まえがき
『ある人物についてカリスマ性の評価を行うと、複数の人の評価が一致する傾向がある。その事実が、カリスマ性は受け手の感じ方だけで決まるのではなく、当人にカリスマ性につながるパーソナリティの基盤があることを示している。』
リスト
- 大胆 (bold) → 自信
- カラフル (colorful) → 強い印象
- 遊び心 (mischievous) → 限界に挑む姿勢
- 想像豊か (imaginative) → 先見性豊かな思考
あとがき
まえがきを含めて、ジャスミン・ベルガウヴェ他「カリスマ性が強すぎると評価が下がり、成果も上がらない」より。ハーバード・ビジネス・レビュー編集部(編集) 『人の上に立つということ』 (ダイヤモンド社、2021年)所収。
まえがきの参考文献として(1)が挙げられていました。リストは本文を編集・引用して作っています。「→」以降はそれぞれの性格特性の表れ。
枠組みとしてピンとこなかったので、この4特性を規定している『仕事に関連した性格特性評価のツールであるホーガン・ディベロップメント・サーベイ (HBS)』 (Hogan Development Survey) を調べてみました。これは対人関係の問題の起こしやすさを測るサーベイのようです。
つまりカリスマ性の定義というよりは、対人関係の問題につながる11の性格特性のうちカリスマ性に高い関連性を持つとして抽出された4つの項目ということ。
- タイトル: 人の上に立つということ
- 著者: ハーバード・ビジネス・レビュー編集部(編集)、DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー編集部(翻訳)
- 出版社: ダイヤモンド社
- 出版日: 2021-12-01
参考文献
(1) Sosik, John J. “Self-other agreement on charismatic leadership: Relationships with work attitudes and managerial performance.” Group & Organization Management 26.4 (2001): 484-511.