合意内容を履行させるための8つの制御メカニズム


まえがき

『交渉終了後、両当事者の行動を制御する方法は数多くありますが、(略)インセンティブや防止策となる8つの制御メカニズムは以下の通りです。』

リスト

  • マイルストーン(Milestones):あらかじめ設けた節目ごとに支払いを実施する。
  • ゲート(Gates):あらかじめ設けた通過点ごとに、次のフェーズに進むかどうかを決定する。
  • インセンティブ(Incentives): 最低要件を上回る貢献に対して割増の支払いを実施する。
  • クローバック(Claw backs): 要件通りに作業が行われなかった場合に、支払の一部または全額を返還する。
  • 罰則(Punishments and penalties): インセンティブの逆。作業が遅れた、あるいは完成品の品質が規定よりも低かった場合、支払額が減額される。
  • 偶発事故条項(Contingent clauses): 既定の条件を満たさない場合を想定した「もしも」の場合の作業について合意しておく。
  • 再交渉条項(Renegotiation clauses): 不可抗力な事業環境の変化が起きた場合、元の交渉へと戻ることができる。
  • 更新条項(Renewal clauses): 納入した製品を更新する場合にはあらかじめ連絡・相談する。

あとがき

まえがきを含めて、ウイリアム・W・ベイバー、チャヴィ・CーY・フレッチャー・チェン『世界標準のビジネス交渉』 (経済産業調査会、2022年)より。リストは本文を要約・引用(一部意訳)して作成しました。

基本的には「インセンティブ」と「防止策」の2つしかなく、リストはそれを細分化したもの。似て非なる手段が網羅されていて、目にしたことがないリストだったので収集。引用元はなし。

  • タイトル世界標準のビジネス交渉 (現代産業選書)
  • 著者: ウイリアム・W・ベイバー(著)、チャヴィ・CーY・フレッチャー・チェン(著)、東川 達三(監修)、江口 聖子(翻訳)
  • 出版社: 経済産業調査会
  • 出版日: 2022-03-30

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