まえがき
『デジタル社会は、スマートフォンの画面によって催眠術にかかった中毒患者の集まりだ。(略)現代人は習慣から中毒への移行に無自覚だった。中毒という現象は、(略)三つの要素によって定義できる。』
リスト
- 容認: 同レベルの満足度を得るために定期的に摂取量を増やす
- 強迫: 自分の欲求に抗うことができない
- 依存: 思考と行動において自分の欲求に隷属し、これが自身の存在のすべてを占拠する
あとがき
ブリュノ・パティノ『スマホ・デトックスの時代:「金魚」をすくうデジタル文明論』 (白水社、2022年)より。リストは本文を編集・引用して作成しました。
まえがき及び引用書籍の書名からわかるように、スマートフォン中毒の話です。ただ書きぶりは中毒という現象の一般的な定義のようです。たしかに網羅性が高い枠組みのように思えますが、参考文献がありません。原著にはあるかも。
- タイトル: スマホ・デトックスの時代:「金魚」をすくうデジタル文明論
- 著者: ブリュノ・パティノ(著)、林 昌宏(翻訳)
- 出版社: 白水社
- 出版日: 2022-10-07