まえがき
『ヒトは脳に特殊なエンジンを持つ。これは、システムの最小定義である、if-and-then パターンを探索するものだ。私は、脳に存在するこのエンジンを「システム化メカニズム」と呼ぶ。』
リスト
- 質問: ものを見たり出来事を経験したとき、おのずと疑問が浮かぶ。
- 仮説: if-and-then パターンで仮説を立てる
- 検証: if-and-then パターンをループのなかで検証する
- 修正:あるパターンを発見したとき、このパターンに修正を加え、ループのなかで検証を繰り返す
あとがき
サイモン・バロン=コーエン『ザ・パターン・シーカー:自閉症がいかに人類の発明を促したか』 (化学同人、2022年)より。
われわれ人類にこういったエンジンが備わっている感じはしますね。このループがブレイクスルーにつながるか堂々めぐりに陥るかは、ループを回しつつめざす方向性の有無にあるように思います。
- タイトル: ザ・パターン・シーカー:自閉症がいかに人類の発明を促したか
- 著者: サイモン・バロン=コーエン(著)、篠田 里佐(翻訳)、岡本 卓(監修)、和田 秀樹(監修)
- 出版社: 化学同人
- 出版日: 2022-11-30