まえがき
ハーヴァード大学医科大学院の精神科医、アラン・ホブスン博士は、数十年かけて夢を分類した結果、五つの基本的な特徴を見つけたと語った。
リスト
- 強い感情──恐怖などの感情を引き起こす扁桃核の活性化による。
- 非論理的な内容──夢は、論理を無視して目まぐるしく場面が変わることがある。
- 見せかけの感覚がもたらす印象──夢は、脳内で生まれた偽りの感覚をわれわれに与える。
- 出来事を無批判に受け入れる──われわれは夢の非論理的な内容を無批判に受け入れる。
- 覚えておくのが難しい──夢は目覚めてすぐ、数分のうちに忘れ去られる。
あとがき
まえがきを含めて、ミチオ・カク『フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する』(NHK出版、2015年)より。まえがきは本文を一部編集のうえ引用。リストは本文の引用です。
ホブスン博士がこの特徴を述べたのは、論文や書籍ではなく著者との会話の中だそうです(1)。
参考文献
(1) 全米ラジオ番組 Science Fantastic での Hobson 博士へのインタビュー, July 2012.
- タイトル: フューチャー・オブ・マインド 心の未来を科学する
- 著者: ミチオ・カク(著)、斉藤 隆央(翻訳)
- 出版社: NHK出版
- 出版日: 2015-02-20