情動経験の層(シェラー)


まえがき

『シェラーは、情動プロセスに伴う感覚および情感などの内的状態を、3層に分けて把捉し、ベン図に表現している。』

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あとがき

まえがきを含めて、遠藤 利彦『「情の理」論: 情動の合理性をめぐる心理学的考究』より。本文および参考文献(1)を編集・引用して作成しました。〈〉内の言葉は、終章での著者の文章から。

まえがきにベン図とあるように、層といっても地層でも玉ネギの断面図でもなく、A円の上にB円が、さらにC円が、それぞれズレて乗っているような重なり具合です。3層が重なった領域には「妥当性のある自己報告尺度のゾーン」(zone of valid self-report measurement) と書かれています。

この本からの他のリスト

(1) Scherer, Klaus R. “Emotions are emergent processes: they require a dynamic computational architecture.” Philosophical Transactions of the Royal Society B: Biological Sciences 364.1535 (2009): 3459-3474.

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情動 意識 クオリア

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