まえがき
『思考のパターンは脳の生理を変える。「LEAD法」を活用すれば、あなたの脳は改良され、あらゆる逆境に耐え、それに対処できるようになるだろう。』
リスト
- Listen(傾聴) …… 自分の反応に耳を傾ける
- Explore(探求) …… 発端(Origin)と結果の所有(Ownership)を探求する
- Analyze(分析) …… 証拠を分析する
- Do(実行) …… 建設的な行動を選択する
あとがき
まえがきを含めて、ポール・G. ストルツ 『すべてが最悪の状況に思えるときの心理学―AQ逆境指数』(きこ書房、1999年)より。リストは本文から一部編集・補足して作成しました。
LEADはエリスの論理療法やベックの認知療法の流れを汲んでいます。
『このベックの研究成果から発展したのが、前述の説明スタイル、もしくは帰属に関する認識の再訓練だ。この治療的アプローチは、人生で起こる出来事に対する反応を、私たち自身が認識し、評価し、それに反論する手助けとなってくれる。』
わかりづらいのが Explore(探求)。発端(Origin)と結果の所有(Ownership)を探求するとは、問題のうち何がどこまで自分のせいなのかを正しく認識し、責任を持つべき部分について責任を持とうとする、といった意味合いだと理解しました。
- タイトル: すべてが最悪の状況に思えるときの心理学―AQ逆境指数
- 著者: ポール・G. ストルツ(著)、Stoltz,Paul G.(原著)、昌三, 渋谷(翻訳)
- 出版社: きこ書房
- 出版日: 1999-12-01