まえがき
『米国統計協会が何より推奨するのは「統計学を問題解決や意思決定を吟味するプロセスとして教える」ことだ。』
リスト
- Problem(問題): 問題を理解し定義づける/この問いにどうやって答えるか?
- Plan(計画): 何を測定するのか、どのように測定するのか?/研究設計は?/記録は?/収集は?
- Data(データ): 収集/管理/クリーニング
- Analysis(分析): データ分類/表、グラフ作成/パターン探索/仮説作成
- Conclusion, Communication(結論、伝達): 解釈/結論/新たなアイデア/伝達
あとがき
まえがきを含めて、デイヴィッド・シュピーゲルハルター『統計学の極意』 (草思社、2024年)より。リストは図表の用語を引用しつつ作成しました。まえがきは、PPDACサイクルを紹介している部分に付けられた注からの引用です。統計学の教育ガイドライン[1] も添えられていました。
これ以外にまえがき候補として迷った文章を引用します。
データサイエンスとデータリテラシが必要だということは、すなわちいっそう問題重視型のアプローチが求められているのだ。このアプローチでは、特定の続計学的ツールを適用することを、研究サイクル全体のなかの1つの構成要素にすぎないと見なしている。
PPDACサイクルそのものについては参考文献[2]に詳しいとのこと。
- タイトル: 統計学の極意
- 著者: デイヴィッド・シュピーゲルハルター(著)、宮本 寿代(翻訳)
- 出版社: 草思社
- 出版日: 2024-02-27
この本からの他のリスト
参考文献
[1] Guidelines for Assessment and Instruction in Statistics Education (GAISE) Reports (amstat.org)
[2] MacKay, R. Jock, and R. Wayne Oldford. “Scientific method, statistical method and the speed of light.” Statistical Science (2000): 254-278.