まえがき
『単純なナッジとしての情報開示は、三つの異なる目的を追求する。』
リスト
- 知識とその監査が公になることで、個人も組織も自らの行動を改善しようという気になる(世界史上、民主主義と報道の自由がある社会は飢饉を経験したことがない)
- 人々に知識が与えられ、より良い選択ができるようになる(GPSが公開された結果、人々は移動にあたって最善のルートを選べるようになった)
- 官僚が人々から学ぶことで、政府が下す決定が改善される(パブリックコメントの多くは、官僚の見過ごしや過ちを指摘してくれる有益なものである)
あとがき
まえがきを含めて、キャス・サンスティーン 『シンプルな政府:“規制”をいかにデザインするか』(エヌティティ出版、2017年より)。リストは本文を編集して作りました。カッコ内は、その前の説明文の事例です。まえがきにあるとおり三つの「目的」として説明されていましたが、内容を鑑みて「メリット」にしました。
- タイトル: シンプルな政府:“規制”をいかにデザインするか
- 著者: キャス・サンスティーン(著)、西田 亮介(その他)、田総 恵子(翻訳)
- 出版社: NTT出版
- 出版日: 2017-10-30