まえがき
本を読む人が絶対に持っている権利。
リスト
- 読まない
- 飛ばし読みする
- 最後まで読まない
- 読み返す
- 手当たり次第に何でも読む
- ボヴァリズム(小説に書いてあることに染まりやすい病気)
- どこで読んでもいい
- あちこち拾い読みする
- 声を出して読む
- 黙っている
あとがき
『奔放な読書―本嫌いのための新読書術』より。文章を書く側も、こういう読まれ方をすることに注意する必要がありますね。
ボヴァリズムの補足のところは、八戸大学図書館の『リンク図書館だより(第4号)』(PDF)から引用しました。引用ついでに、同文書からもう少し:
教師でもあるフランス人作家ダニエル・ぺナックは、手当り次第に小説を朗読して聞かせる以外何もしないという大胆なやり方で国語の授業を進め、読書嫌いの落ちこぼれクラス全員を、本なしでは生きていけない読書狂にしてしまった。このことは、学生は本が嫌いなのではなく本を読む楽しみを知らないだけなのだと教えてくれる。
- タイトル: 奔放な読書―本嫌いのための新読書術
- 著者: ダニエル ペナック(著)、Pennac,Daniel(原著)、優美, 浜名(翻訳)、エレーヌ, 浜名(翻訳)、宣子, 木村(翻訳)
- 出版社: 藤原書店
- 出版日: 1993-03-01