まえがき
『幸せになるには、ケーキを作るときのように、3つの材料が必要なのです。それは』
リスト
- 人との交わり (social)
- 親切 (kind)
- ここにいること (present)
あとがき
まえがきを含めて、NHK「幸福学」白熱教室制作班、エリザベス・ダン、ロバート・ビスワス=ディーナー 『「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室』(KADOKAWA/中経出版、2014年)より。本文をリスト化しました。
social については、エド・ディーナー博士とマーティン・セリグマン博士の研究が紹介されていました。母集団の中で特に幸福度の高い10%の人たちの共通点をとして人との交わりが密であることが見いだされたそうです (1)。
kind は、やはりポジティブ心理学の本でよく見かけるソニア・リュボミアスキー博士の研究から。「週に1日だけ、5つの親切をする」グループの幸福度が高まったとのこと。
present は、「心理学者のキリングスワース氏とギルバート氏」の研究結果が引かれていました。リスト化した文章のある章で紹介されている他の研究者はフルネームで博士の肩書がありますが、の方々はラストネームのみで呼称も氏。なのでどういう研究なのかと思って調べてみたら、Science誌(←とても権威のある科学雑誌)でした(2) 。
彼らはスマートフォンアプリを開発して、83か国5000人の被験者にランダムに「今何をしていますか?」「今の幸せ度は?」をたずねました。その結果のひとつが、心がさまよっているほど幸福度は低いということ。
- タイトル: 「幸せ」について知っておきたい5つのこと NHK「幸福学」白熱教室
- 著者: NHK「幸福学」白熱教室制作班(著)、エリザベス・ダン(著)、ロバート・ビスワス=ディーナー(著)
- 出版社: KADOKAWA/中経出版
- 出版日: 2014-12-20
この本からの他のリスト
参考文献
(1) Diener, Ed, and Martin EP Seligman. “Very happy people.” Psychological science 13.1 (2002): 81-84.
(2) Killingsworth, Matthew A., and Daniel T. Gilbert. “A wandering mind is an unhappy mind.” Science 330.6006 (2010): 932-932.