投稿者: koji

  • 動物の分類(ボルヘス)

    まえがき

    動物とは次のように分類できる。

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて『ヤバい経営学: 世界のビジネスで行われている不都合な真実』より。

    “これは、ホルヘ・ボルヘスの『続審問』に出てくる分類で、中国の古い百科事典にも出てくる。”とありますので、これは孫引き。以前にどこかで見かけて、次に見かけたら収集しようと思っていたのでした。

    調べてみるとホルヘ・ルイス・ボルヘス 『異端審問』という本に載っている模様。この気が狂いそうな分類を巧みに使った短編小説とか、誰か書かないかしら。


      • タイトル異端審問
      • 著者: ホルヘ・ルイス・ボルヘス(著)、中村 健二(翻訳)
      • 出版社: 晶文社
      • 出版日: 1982-05-01
      • 高島屋の店是

        まえがき

        『創業以来この精神は、当社社員の基本的心構えとして受け継がれています。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、株式会社 高島屋のホームページ(経営理念|会社案内|タカシマヤ)より。

        報道で、高島屋に「店是」なるものがあることを知りました。珍しい言葉なので早速収集。高級百貨店のイメージが強い高島屋ですが、店是はエブリデイロープライス的な印象ですね。

        「掛値なし(に)」といえば「間違いなく/ほんとうに」という理解しかなかったのですが、調べてみると本来の売値よりも高く設定することを掛け値というんですね。

        せっかく調べたので、その他の言葉も含めて勝手に意訳してみました。

        • 確かな商品を安く販売し、自社にも顧客にも利益をもたらす。
        • 商品には正当な価格をつける。売値を操作しない。
        • 商品の良し悪しは隠さずに顧客に告げる。絶対に嘘をつかない。
        • 顧客には平等に接する。貧富や地位などによって差を付けない。

        リスト的には、価格についての前2項目が1つにまとまると、価格・商品・顧客とバランスのいい組み合わせになったのになあ。それだけ価格/値決めは重要ということかな。

      • コピペと言われないレポートを書くための基本ルール

        まえがき

        『なぜ大学ではレポートを課題に出すのでしょうか。(略)それは「自分の意見を根拠づけて主張する」というスキルを身につけてもらうためです。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて『コピペと言われないレポートの書き方教室: 3つのステップ』より。まえがきは「おわりに」から、リストは目次からの引用です。出版社の紹介ページでは詳細な目次と「はじめに」を読むことができます。

        この本では、リストで紹介した7つのルールを3つのステップに分けています。3つのステップとは

        ステップ1 「コピペ」と言われない書き方・基礎編
        ステップ2 「コピペ」をしようと思わなくなるための方法
        ステップ3 「引用」を活用した文章の構成

        であり、ステップ1にはルール1が、2には2~4が、3には5~7が、それぞれ含まれます(本文では7つの「ルール」として紹介されつつ、目次や見出しでは7つの「ポイント」と呼ばれています。理由は不明)。

        「接続詞を入れる」なんて具体的でいいですね。これは、ぶつ切りの短文でも切れ目のない長文でもなく、主語と述語の揃った文を接続詞でつないで論理を作れという意味。

        • 創造の4段階(Wallas)

          まえがき

          イギリスの政治学者グレアム・ウォーラスの1926年の著作から。

          リスト

          あとがき

          原著は Graham Wallasの1926年の著作 “The Art of Thought”。リストはこの本を紹介した記事 “The Art of Thought: Graham Wallas on the Four Stages of Creativity, 1926” (Brain Pickings) からの翻訳・引用です。Illuminationのよい(2文字の)訳が思いつかなくて「解明」としましたが、解き明かすという能動的なニュアンスではなく「降りてくる」とか「浮かんでくる」という意味あいです。ちなみに「アイデアが生まれる5つの段階」よりも古いリストです。

          このリストは、池谷 裕二『脳には妙なクセがある』で紹介されていました。

          アイデアをひらめいたり、創意工夫に満ちた着想を得るためには「王道」があると言われています。グレアム・ウォーラスによれば、それは四つのステップからなります(174)。つまり、
          Ⅰ.課題に直面する
          Ⅱ.課題を放置することを決断する
          Ⅲ.休止期間を置く
          Ⅳ.解決策をふと思いつく
          です。

          参考文献174は
          Wallas, G. The Art of Thought. Harcourt, Brace & Company; Harcourt Brace, 1962.

          1962年じゃなくて1926年だったし、リストの内容もずいぶん違っているし、どこかに混乱があるような気がします……。原著を確かめようにもほとんど流通していないらしく、amazon.comでは$1500ドルの値が付いていました。Project Gutenbergでも公開されていません。

          まあ、著者の引用の目的は「Ⅲ.休止期間を置く」=『創造のためには相応の熟成期間が必須』というところにあったので、その前後がどうあれ読むぶんには問題ではありませんでした。

          • 資産形成の優先順位

            まえがき

            (経済的)資産を築くために考えるべき優先順位とは。

            リスト

            あとがき

            The Priority Pyramid“(MoneySense)より。Lifehackerの記事で引用しているのを見かけて、オッと思ったので勢いで訳してみました。元記事では、リストは若い項目を下にした層状のピラミッド(優先順位ピラミッド)として描かれています。

            頭を漢字2文字で揃えたかったので、けっこう超訳です。また勝手に意を酌んで作文しているところもあります。
            たとえば第1項目は
            CASH FLOW: Are you earning more than you are spending?
            です。

            ちなみに借金(debt)の項目には、クレジットカードのことしか書かれていません。Lifehacker記事へのコメントには「ローンなどの負債はこのピラミッドのどこに入るの?」という質問がありました。

          • 本音を語ってもらうコツ

            まえがき

            『相手の愚痴や弱音を聞いていくことで、本音が理解できることも多いのですが、その聞き方のコツは大きく3つほどあります』

            リスト

            あとがき

            『プロカウンセラーの聞く技術・話す技術』より。まえがきはママ引用、リスト項目は本文からの要約・引用です。

            第3項目の「何を言わないかを考える」対象が、第1および第2項目(+α)という構造。その意味では重複がありますが、「何を言わないかを考える」という言葉にはインパクトがあります。

            • 新任マネジャーが組織を変える「3つの波」

              まえがき

              『(新任マネジャーが)新任務を遂行するプロセスは“三つの波”と呼ばれる、きわめて予想可能な一連の学習と行動の段階から成り立っている。』

              リスト

              あとがき

              まえがきを含めてC. フェルナンデス・アラオス『人選力―最強の経営陣をつくる』より。John J. Gabarro “The Dynamics of Taking Charge” からの引用として紹介されていました。
              各項目の最後の数字は、新マネジャーが任命されてからの月数を示しています。Gabarroは大企業のマネジャー17人の引き継ぎを調査し、この「きわめて予想可能な一連の学習と行動の段階」を見いだしたとのこと。

              • タイトル人選力―最強の経営陣をつくる
              • 著者: C. フェルナンデス・アラオス(著)、Fernandez‐Araoz,Claudio(原著)、志保, 樫村(翻訳)
              • 出版社: 日本経済新聞出版
              • 出版日: 2009-05-01


                • タイトルThe Dynamics of Taking Charge
                • 著者: Gabarro, John J.(著)
                • 出版社: Harvard Business Review Press
                • 出版日: 1987-03-01
                • 意味のある目的の3要素(クリステンセン)

                  まえがき

                  『自分の目的を自力で明らかにし、それを毎日実現していくには、人生の目的をなす三つの部分、つまり自画像、献身、尺度を理解することが、最も信頼できる方法だと断言できる。』

                  リスト

                  あとがき

                  まえがきを含めて『イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ』より。自画像、献身、尺度それぞれの原著での言葉を追加しました。カッコの後の解説は引用者の理解を書いたもので、本文の引用ではありません。

                  この本からの他のリスト

                • 実現力(ケイパビリティ)の構成要素

                  まえがき

                  成果を挙げるために必要な力とは。

                  リスト

                  あとがき

                  企業の能力モデル(クリステンセン)」をまとめ直したものです。

                • 企業の能力モデル(クリステンセン)

                  まえがき

                  『企業ができること、できないことを決定する要因、つまり能力は、「資源」「プロセス」「優先事項」の三つの分類のいずれかにあてはまる。』

                  リスト

                  あとがき

                  まえがきを含めて『イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君たちへ』より。リスト項目は本文からの切り貼りです。

                  原著では、それぞれ Resources, Processes, Priorities 。

                  この本からの他のリスト