まえがき
「人には、他人からの働きかけによって行動を起こすための3つのボタンがあります。」
リスト
- 【論理のボタン】相手の言っていることが正しいので動く。「あなたの言っていることは正しいし、私はそれを理解するので動きましょう」
- 【感情のボタン】言っている相手に対して好感が持てるので動く。「あなたの言っていることは正しいかどうかはわからないが、あなたに対しては前向きな感情を持っているので、おっしゃる通り動いてみましょう」
- 【哲学のボタン】相手の提唱する価値観と自分の価値観に共通するところがあるので動く。「あなたの言っていることが正しいかどうかはわからないし、あなたのことを好きなわけではないが、大切にする考え方は一致しているので動きましょう」
あとがき
まえがきを含めて『人を巻き込む仕事のやり方』より。リスト項目の文章を編集したうえで引用しています。
これは「知情意」ですね。3つめのボタンを「哲学」としたあたり、著者の工夫というかセンスがうかがえます。漢字2字で揃えようとしたのかしら。ボタンという表現も、やや操作主義的に感じるものの、分かりやすいです。
- タイトル: 人を巻き込む仕事のやり方
- 著者: 高橋 浩一(著)
- 出版社: ファーストプレス
- 出版日: 2009-06-24