茶道文化の性格

まえがき

『茶を喫んでゆくことによって文化が創造せられてゆく、その茶道文化が綜合的な体系であり統一があるというところが独特であるというだけでなく、その性格にまた独特なる特色があるのである。』

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  1. 不均斉(Asymmetry) 均斉のとれないところにある味わい。面白み。数寄。
  2. 簡素(Simplicity) くどくどしくない。けばけばしくない。単純。素朴。
  3. 枯高(Wizened Austerity) 感覚的なものがすべて取り去られている。さび。渋み。
  4. 自然〔じねん〕(Naturalness) 無心。無念。意志が見えない。わざとらしくない。素直で作意がない。
  5. 幽玄(Subtle Profoundness) 奥床しさ。含蓄。余韻。深さを伴った暗さ。
  6. 脱俗(Unconditioned Freedom) 浮世の塵を払う。規矩準縄〔きくじゅんじょう〕に拘らぬ。洒脱。
  7. 静寂(Calmness) 落ち着き。静かさ。騒がしくないこと。内に向けられた内向的な精神。静中の動。

あとがき

まえがきを含めて『茶道の哲学』より。解説部分は本文から編集のうえ引用しました。

これは昔からの言い伝えではなく、著者の考察。「枯高」なんて言葉があるんだなあ。

(書影)
  • タイトル:茶道の哲学
  • 著者:久松真一/藤吉慈海
  • 出版社:講談社
  • 出版日:1987年12月01日

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