まえがき
『クリーン・ランゲージはメタファーの深い意味を見極めます。質問には、できるかぎり前提やメタファーを入れないようにします。そうすれば、話し手のメタファーが成長し発展する空間ができます。』
リスト
- (…で、)(そのXは、)どんな種類のXですか?〈属性〉
- (…で、)Xについて、ほかに何かありますか?〈属性〉
- (…で、)Xはどこに/どのあたりにありますか?〈場所〉
- (…で、)そのXは、何のようですか?〈メタファー〉
- (…で、)XとYには関係がありますか?〈関係〉
- (…で、)Xの場合、Yはどうなりますか?〈関係〉
- (…で、)そのあと/次に何が起きますか?〈発生の順序〉
- (…で、)Xの直前には何が起きますか?〈発生の順序〉
- (…で、)Xはどこから来ているのでしょうか?〈起点〉
- (…で、)Xは何がどうなったらいいと思いますか?〈意図〉
- (…で、)Xのために、何がどうなる必要がありますか?〈必要条件〉
- (…で、)X(になること)は可能ですか/できますか?〈必要条件〉
あとがき
まえがきを含めて『クリーン・ランゲージ入門―〈12の質問〉にもとづく新コーチング技法』より。まえがきはp59から、リストはp104からの引用です。
『XおよびYは、話し手の言葉、もしくは、非言語的シグナルを表しています。(p77)』
また12の質問は最初の6つが「内容を明らかにする質問」、次の3つが「発生の順序と起点を明らかにする質問」、最後の3つが「意図を明らかにする質問」とカテゴリ分けされています。
相手の思考に介入せず、しかし促すための、分かりやすくて強力なアプローチだと思いました。
これらの問いだけでは、これらがなぜクリーンなのか、どう使えばよいのか、意味がつかみづらいものもありますが、本書ではていねいに解説されています。
- タイトル: クリーン・ランゲージ入門―〈12の質問〉にもとづく新コーチング技法
- 著者: ウェンディ・サリヴァン(著)、ジュディ・リーズ(著)、浅田 仁子(翻訳)
- 出版社: 春秋社
- 出版日: 2010-12-22