創造性の5要素


まえがき

『(フェルマーの最終定理を証明したプリンストンの数学者)ワイルズの創造的瞬間は、ロバート・スターンバーグとトッド・ルバートが創造性――価値ある新たなアイディアの創造――の五要素として明らかにしたものを示している。』

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  • 専門知識: 「チャンスは用意周到な人にのみ訪れる」とルイ・パストゥールは述べている。学習の積み重ねにより得られたイメージやアイディアが多ければ多いほど、さまざまな要素を創造的に組み合わせるチャンスも増える。
  • 想像的思考のスキル: 創造の瞬間には、物事はそれまでとは違った見え方をし、パターンが認識され、連想が生まれる。ある問題の基礎的な要素を理解したら、その問題を新しい目で再定義し探る。
  • 大胆な個性: 創造的な人物は曖昧さやリスクを受け入れ、圧倒的な障害があってもやり抜いて新しい経験を求める。発明家は、失敗した後も頑張る。
  • 内的動機付け: 外的圧力よりも、主に興味や楽しみや満足や、仕事そのものへのチャレンジによって動機付けられると、人はもっとも創造的になる。
  • 創造的環境: 新規の価値あるディアはしばしば人との関係の中で刺激を受けてひらめき、支持され、洗練される。

あとがき

まえがきを含めて、デヴィッド・G. マイヤーズ『直観を科学する―その見えざるメカニズム』 (麗澤大学出版会、2012年)より。リストは本文を抜き書きして作成しました。

まえがきが指している論文(の一つ)では6つの要素を挙げていました。参考文献(1)に載せておきます。

    参考文献

    (1) Sternberg, Robert J., and Todd I. Lubart. “Buy low and sell high: An investment approach to creativity.” Current Directions in Psychological Science 1.1 (1992): 1-5.

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