まえがき
『ローゼンたちは、勃起障害を診断するための重要な変数を次のようなものとした。(略)この簡単にできる勃起障害の自己診断ツールは、IIEF-5(略)と呼ばれ、主観的なトピックに関するデータをどうやって集めたらいいかの良い事例となっている』
リスト
- 勃起できる自信
- 勃起の硬さ
- 勃起を維持できる頻度
- 勃起を維持できる能力
- 満足感
あとがき
まえがきを含めて、トーマス・H・ダベンポート他『真実を見抜く分析力 ビジネスエリートは知っているデータ活用の基礎知識』より。『かなり主観的な変数でさえ、体系立った方法で測定し、集められる』例として紹介されていたのがこの例でした。
自己診断は、各項目を問う文章を作り、5段階のリッカート尺度で評価します。各項目の評価を足し合わせると5から25のスコアが出ますので、それを重症から障害なしまでの5段階に分けます。
実物は、たとえば以下で。
・ED診療ガイドライン(日本性機能学会)
・EDのセルフチェック(IIEF)(ファイザー)
なるほどー。なんというか、プロセスと結果、客観的に見積もれそうな機能的な値とごく主観的な心情的な値、そんな要素がうまくミックスされているような気がします。
- タイトル: 真実を見抜く分析力 ビジネスエリートは知っているデータ活用の基礎知識
- 著者: トーマス・H・ダベンポート(著)、キム・ジノ(Jin-ho Kim)(著)、河本 薫(監修)、古川 奈々子(翻訳)
- 出版社: 日経BP
- 出版日: 2014-04-10