まえがき
『私たちはこの種の情報(=ある病気を予防するためのリスク情報)を得たいかどうか判断するとき三つの点を考える。』
リスト
- 要素R:そのリスク(Risk)はどれだけ大きいか?
- 要素B:その病気になったとき、どれだけの負担(Burden)があるか?
- 要素I:どんな介入法(Intervention)があるのか?
あとがき
フランシス・S・コリンズ『遺伝子医療革命―ゲノム科学がわたしたちを変える』(日本放送出版協会、2011年)より。まえがき・リストともに本文から編集して引用しました。
自分のDNAを調べてもらえば○○病になるリスクが分かるとして、自分がその情報をどれだけ知りたいのか。著者は『この種のリスク情報を知りたいかどうか考えるとき、私たちは心の中でつぎのような掛け算をしているはずだ。』と述べ、自作の「RBI方程式」を紹介しています。
知りたい度 = リスク(要素R)×負担(要素B)×介入(要素I)
- タイトル: 遺伝子医療革命 ゲノム科学がわたしたちを変える
- 著者: フランシス・S・コリンズ(著)、矢野 真千子(翻訳)
- 出版社: NHK出版
- 出版日: 2011-01-21