人が死に向き合う過程


まえがき

人は自分の死にどのように対処するのか。

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あとがき

『死ぬ瞬間―死とその過程について』の目次から。多くの患者の死に立ち会ったエリザベス キューブラー・ロスの古典的な「発見」です。目次だけでは内容が分からないので、要約をカッコに入れて付けました(わたしの理解に過ぎないことにご注意あれ)。

かならずこの段階を経るというわけでもなく、重なったり飛んだりするものだと書かれていますが、それでもこのようにシンプルな段階として定義したことに対しては批判もあるようです。また日本人の我々が読む際には文化の違いも考慮に入れなければなりません(例えば、死に行く人が「取り引き」をする対象は、典型的には「神」です)。

それらの批判や差異を差し引いても、死にゆく人が複雑な心理状態を経ていくということを教えてくれるこの本の意義は高いと思います。

    参考文献

    The 5 Stages of Loss and Grief | Psych Central

    (追記: 2020/07/06)

    The Five Stages of Grief are no longer widely taught in medical settings – although the Kübler-Ross Change Curve lives on in executive training and change management, and the stages still inspire some really great memes.

    私訳:「悲嘆の5段階」は、もはや医療の現場で広く教えられているわけではいない。ただ「キューブラー=ロスの変化曲線」は組織の幹部研修やチェンジマネジメント(組織変革のマネジメント)の分野で生き続けており、いまもいくつかのほんとうに素晴らしいミーム(人々の間に伝播していく思想)に刺激を与えている。

    Elisabeth Kübler-Ross: The rise and fall of the five stages of grief – BBC News

    タグ

    医療 組織変革 病気

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