まえがき
『一つひとつの項目を深く見つめながら、気づきを向けつつ息を吸い、息を吐きます。そうして自分を力づけながら、怖れに取り組んでいきます。』
リスト
- 私は歳をとる。老いからは逃れられない。
- 私は病気になる。病気からは逃れられない。
- 私はやがて死ぬ。死からは逃れられない。
- 今大切にしているものや愛する人びとはすべて変わりゆく。別離からは逃れられない。
- 私は体、言葉、心による行為の結果を受け継ぐ。私の行為だけが継続していく。
あとがき
まえがきを含めて、ティク・ナット・ハン 『怖れ~心の嵐を乗り越える深い智慧~』(サンガ、2015年)より。
『「常習観察経」(増支部五)では、老・病・死・別離・業の五つをつねに観察し、心に刻むよう説かれている。』という脚注が付けられています。
- タイトル: 怖れ~心の嵐を乗り越える深い智慧~
- 著者: ティク・ナット・ハン(著)、島田啓介(翻訳)
- 出版社: サンガ
- 出版日: 2015-11-28