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偽の記憶を植えつける(実験の)手順

『(起こっていないことを起こったと人に信じ込ませる実験は)催眠術でも、拷問でも、それに似たものでもない――単なる社会心理学だ。』

まえがき

『(起こっていないことを起こったと人に信じ込ませる実験は)催眠術でも、拷問でも、それに似たものでもない――単なる社会心理学だ。』

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  1. 被験者候補から、情報提供者(本人をよく知る人たち)を教えてもらう
  2. 情報提供者から、候補者が11~14歳の頃に起きた動揺を伴う経験を教えてもらう
  3. 植え付けたい出来事を経験していない人を被験者として選ぶ
  4. 被験者に、情報提供者から教えてもらった過去の出来事について尋ねる。それによって自分の経験を知っている者としての信頼を得る
  5. 被験者に、偽の出来事を情報提供者から聞いた事実として伝える
  6. 被験者に視覚化など偽の出来事を思い出すための練習方法を教え、いったん帰宅させる
  7. 1週間後、本物の記憶を回想させた後、偽の出来事について尋ねる。その(偽の)記憶を確かなものにするよう励まし、帰宅させる。これを2回行う
  8. 偽の出来事の記憶について話してもらう

あとがき

まえがきを含めて、ジュリア・ショウ 『脳はなぜ都合よく記憶するのか 記憶科学が教える脳と人間の不思議』(講談社、2016年)より。リストは本文を編集のうえ引用しました。

この手順で、被験者の70パーセントは完全な過誤記憶を作り上げるとのこと。

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