まえがき
『戦争には、考慮すべき五つの原則がある。』
リスト
- 【度】 戦場の広さや高低、距離をはかる(戦場の広さや距離を調べる)
- 【量】 軍備の投入量をはかる(その土地の状況に基づいて物資の投入量が決まる)
- 【数】 兵の数をはかる(物資の量に基づいて、動員すべき兵数が決まる)
- 【称】 敵と味方の兵力を比較する(その数に基づいて、自軍と敵軍の兵力を比較する)
- 【勝】 これらの分析から勝敗を考える(その兵力の強弱から勝敗が決定される)
あとがき
まえがきを含めて、青柳 浩明『孫子の兵法 信念と心がまえ』(日本能率協会マネジメントセンター、2017年)より。本文を編集してリストを作成しました。
『兵法は、一に曰く、度〈たく〉。二に曰く、量〈りょう〉。三に曰く、数〈すう〉。四に曰く、称〈しょう〉。五に曰く、勝〈しょう〉。地は度を生じ、度は量を生じ、量は数を生じ、数は称を生じ、称は勝を生ず。』
この和訳の方向性に大きく2つあり、こちらはタイトル通り勝算の算出手順として解釈したもの。他の書籍やブログをざっと見渡すと、こちらの方向性で訳しているほうが多いようです。
もう一つの解釈は、「戦争の勝敗を決定する5つの要素(孫子)」を参照のこと。
- タイトル: コンテンポラリー・クラシックス 孫子の兵法 信念と心がまえ (Contemporary Classics 今こそ名著)
- 著者: 青柳 浩明(著)、青柳 浩明(その他)
- 出版社: 日本能率協会マネジメントセンター
- 出版日: 2017-03-26