投稿者: koji

  • 「人間」であるための3条件(アーレント)

    まえがき

    〔彼女の主著『人間の条件』では、(略)「人間」は、特に言語の面での知的訓練を通じて教養を獲得することで、一個の人格として自律し、理性的に思考することができるようになる存在として描き出されています。〕

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    あとがき

    まえがきを含めて、仲正 昌樹『悪と全体主義―ハンナ・アーレントから考える』 (NHK出版、2018年)より。

    この内、「活動」が最も重要で、まさにヒトを「人間」らしくする条件です。(略)自分の「意見」を他者に向かって表明するという行為は、相手は違った意見を持っているかもしれない、違う見方をしているかもしれないことを前提にしています。(略)様々な「活動」を通して、私たちのものの見方が多元化していくこと、それが(略)「複数性」です。「複数性」が確保され、増殖していくには、ヒトとヒトを結びつける「間 in-between」の空間が必要です。

      参考文献

      (1) 人間の条件 – Wikipedia

      (2) 341夜『人間の条件』ハンナ・アレント|松岡正剛の千夜千冊

    • DXの5段階モデル

      まえがき

      『DXの論理的な終着点は、イノベーションを通じて市場における永続的なリーダーシップを確保する段階への到達だ。これがDXのステージ5となる。』

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      あとがき

      まえがきを含めて、トニー・サルダナ 『なぜ、DXは失敗するのか?: 「破壊的な変革」を成功に導く5段階モデル』(東洋経済新報社、2021年)より。

      図表2-1をリスト化しました。同図ではステージ5を「飛行の維持」、ステージ1から4を「離陸」としています。

      DX に限らず、自己変革が DNA として定着している状態というのは永遠の理想でしょう。基盤の構築 → 変革の段階的な拡張 → 定着 と抽象化すると普遍的なステージモデル。

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    • 自然の富のABC

      まえがき

      『お金の稼ぎ方、使い方、貯め方を人生の目的や価値観と調和させようとした場合、あなたは本能的にこれら3つの富を築き上げることになります。』

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      あとがき

      まえがきを含めて、ヴィッキー・ロビン、ジョー・ドミンゲス『お金か人生か: 給料がなくても豊かになれる9ステップ』 (ダイヤモンド社、2021年)より。

      ずいぶん前に出版された本の再出版だと書かれていたので調べてみたところ、初出は1992年だったようです。

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    • お金の使い方を評価する3つの質問

      まえがき

      『それぞれの支出カテゴリーで使った金額について、次の3つの質問を自分に問うことで、お金の使い方を評価していきます。』

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      あとがき

      まえがきを含めて、ヴィッキー・ロビン、ジョー・ドミンゲス『お金か人生か: 給料がなくても豊かになれる9ステップ』 (ダイヤモンド社、2021年)より。

      この質問は、9ステップのうちの第4ステップ「あなたの人生を根本から変える3つの質問」です。

      まえがきの「それぞれの支出カテゴリー」とは、ここに至る3ステップで把握し自分なりに整理した支出のカテゴリーのこと。生命エネルギーとは「人生の時間を差し出して手に入れるもの」。

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    • メンバーから見た組織の価値

      まえがき

      『ジョブ型雇用においては、人材の流動性が高まるため、優秀な人材のリテンションを図ること、また、社員のエンゲージメントを高めることが不可欠となります。』

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      あとがき

      まえがきを含めて、マーサージャパン『ジョブ型雇用はやわかり』 (日本経済新聞出版、2021年)より。「社員への訴求価値 (Employee Value Proposition)」 という図の内容を引用してリスト化しました。引用元として参考文献(1)が挙げられていましたが、同じ図はネットで参照できる(2)にも載っています。

      図は企業が社員に訴求する価値という文脈でしたが、メンバーから見た組織の価値を表したリストとして使いたく、そのようにタイトルを付けました。

      感情・経験・契約。3Kになっているところがいいですが、意味合いとしては意義・経験・処遇という訳がいいかな。

        参考文献

        (1) Mercer, 2018, ”Thriving in an Age of Disruption ~Putting People at the Heart of Change~”

        (2) EVP(従業員価値提案)の確立 | マーサージャパン

      • ドレイク方程式

        まえがき

        『宇宙物理学者のフランク・ドレイクが、通信をする知的文明が銀河系の中に現在いくつ存在するか (N) を表した方程式を考えついた。その方程式とは、次のようなものである。
        N = R* × np × fL × fi × fC × L 』

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        あとがき

        まえがきを含めて、ロブ・イースタウェイ『世界の猫はざっくり何匹? 頭がいい計算力が身につく「フェルミ推定」超入門』 (ダイヤモンド社、2021年)より。

        これは「フェルミのパラドックス」(参考文献1)に対する回答の一つ。

        でもこの個数は、方程式に放り込む数値にとてつもなく敏感に左右される。現在、銀河系内で通信をしている文明の個数の推定値は、1 × 10-10(つまり事実上0)個から1500万個まで幅がある。

         このドレイク方程式は頭の体操としては楽しいが、このくらいでやめておこう。せっかく概算をしても役に立たないことがあるんだって、よく分かったはずだ。

        まあ、読書の記念として収集。

          参考文献

          (1) フェルミのパラドックス – Wikipedia

          (2) ドレイクの方程式 – Wikipedia

        • サービスデザイン思考の5原則

          まえがき

          『サービスデザイン思考は、企業よりも人に注目し、企業とステークホルダー(利害関係者)が共同で価値を創出する方法を探る技法です。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、マーク・スティックドーン、ヤコブ・シュナイダー『THIS IS SERVICE DESIGN THINKING.: Basics – Tools – Casesー領域横断的アプローチによるビジネスモデルの設計』 (ビー・エヌ・エヌ新社、2013年) より。

          物的証拠 (evidence) というのは、訳語を含めて、面白いポイントだと思いました。香りや温度などでもよいのでしょうが、要するに五感で感じられるアウトプットを意識してユーザー経験をデザインするということでしょう。

          残念なことに、本書は字の色やサイズ、文章の配置など書籍のデザインが私には合わなかったようで、読み通せず。

          • 社会的費用便益分析の手順

            まえがき

            『1930年代から米国の規制ツールボックスの一部として、費用便益分析は(略)標準的な方法が確立されていて、明確に定められた手順に従うことになっている。』

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            あとがき

            まえがきを含めて、ハワード・スティーヴン・フリードマン 『命に〈価格〉をつけられるのか』 (慶應義塾大学出版会、2021年)より。引用元はアンソニー・E. ボードマン 『費用・便益分析: 公共プロジェクトの評価手法の理論と実践』とのこと。

            ステップは体系的ですが、規制の対象として誰を当事者にするか、どの指標を選択するか、その指標に関連付けられる費用と便益をどう見積もるか(そのなかで、本書のテーマである「命の価格」も見積もられます)など、仮定の置きどころがたくさんあり、それにによって分析の結果が大きく変わります。

            また影響が国境を超えるような事象に対しては一国家が課せる規制には限界があります。

            とはいえ、そういった仮定を明示できる点、分析のステップは透明なので第三者も検証できる点などはメリットで、実際にはさまざまな工夫を施して使われている様子が本書では描かれています。

            なお、タイトルの「社会的費用便益分析」という言葉は、政府の規制機関による費用便益分析という意味合い。企業が行うそれは「私的費用便益分析」です。

            • タイトル命に〈価格〉をつけられるのか
            • 著者: ハワード・スティーヴン・フリードマン、南沢 篤花(翻訳)
            • 出版社: 慶應義塾大学出版会
            • 出版日: 2021-04-17
              • タイトル費用・便益分析―公共プロジェクトの評価手法の理論と実践
              • 著者: ボードマン,アンソニー・E.(著)、ヴァイニング,アイダン・R.(著)、ワイマー,デヴィッド・L.(著)、グリーンバーグ,デヴィッド・H.(著)、Boadman,Anthony E.(原著)、Weimer,David L.(原著)、Vining,Aidan R.(原著)、Greenberg,David H.(原著)、光永, 岸本(翻訳)、亨, 出口(翻訳)、日出彦, 小滝(翻訳)、俊彦, 阿部(翻訳)
              • 出版社: ピアソンエデュケーション
              • 出版日: 2004-12-01
              • 5つの指数関数的テクノロジー

                まえがき

                『現時点でリーダーが無視してはならない5つのテクノロジーがある。私はそれらを「エクスポネンシャル・ファイブ」と呼んでいる。』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、トニー・サルダナ 『なぜ、DXは失敗するのか?: 「破壊的な変革」を成功に導く5段階モデル』(東洋経済新報社、2021年)より。

                まえがきの「現時点」は2019年半ば(原著の出版日)と思われます。第5項目にこれでもかと詰め込んであって the “Exponential Five” とは呼びがたい気もしますが……

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              • 戦術的あざむき(欺瞞)の5類型

                まえがき

                『人間や人間以外の霊長類(チンパンジーやオランウータンなど)は、臨機応変な戦術的あざむきを行うことができます。(略)確かにあざむきであると見なせる霊長類の行動事例(略)は5つのグループに分類されます。』

                リスト

                あとがき

                まえがきをふくめて、阿部 修士『あなたはこうしてウソをつく』(岩波書店、2021年)より。

                動物のあざむき(欺瞞)には、このリストが対象としている戦術的あざむきのほかに、遺伝的あざむきがあります。これは擬態や托卵など、生まれながらに備わった行動。

                言葉を使わなくても、これだけの方法で他者をあざむける。4 や 5 はかなり高度な欺瞞のように思えます。

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                参考文献

                Whiten, Andrew, and Richard W. Byrne. “Tactical deception in primates.” Behavioral and brain sciences 11.2 (1988): 233-244.