アダプティブ・リーダーシップのプロセス


まえがき

『アダプティブ・リーダーシップでは、次の三つの主な活動を反復する(略)。この三つの活動は、それぞれ前の活動に基づいており、繰り返していくなかで観察、解釈、介入の精度を上げていく。』

リスト

  1. 観察: バルコニーに上がって周囲の出来事やパターンを観察する (observe)
  2. 解釈: 観察内容から複数の解釈を積極的に見つけ出す。「エレファント」を探す (interpret)
  3. 介入: 観察と解釈に基づいて特定した適応課題に取り組む。解釈を公表し、実験し、反応を観察する(すなわち1に戻る) (intervene)

あとがき

まえがきを含めて、ロナルド・A・ハイフェッツ、マーティ・リンスキー、アレクサンダー・グラショウ『最難関のリーダーシップ――変革をやり遂げる意志とスキル』 (英治出版、2017年)より。タイトルは図表から、リスト項目の英語は原著からの引用です。

アダプティブ・リーダーシップとは、自分・自組織自身の適応を要する課題(=適応課題)に取り組むためのリーダーシップ。適応課題は技術的問題を解くようには解けないという意味合いで用いられています。

「バルコニーに上がる」とは観察のために状況を俯瞰すること。「エレファント」とは見て見ぬふりをされている問題。

経験学習のサイクルと原理的には同じですが、3項目でわかりやすく、また観察(observer)・解釈(interpret)・介入(intervene)といった言葉の選択が実際に必要な活動のイメージをよく表しているように思えます。

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参考文献