投稿者: koji

  • 人格の類似と相違を考えるための3つの視点

    まえがき

    『私たちの自己理解および他者理解は、この三つの視点を意識にとどめて、そのバランスを取れるかどうかで決まるのだ。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、スティーヴン・マーフィ重松 『スタンフォード大学 マインドフルネス教室』 (講談社、2016年)より。

    『自己と他者、両者の関係についての理解の骨組みづくりのために、私はヘンリー・マレーとクライド・クラックホーンが提唱したシンプルなモデルについて教えている。』という文章から引用元を検索したところ、Clyde Kluckhohn, Henry Alexander Murray “Personality in nature, society, and culture” (Google Books) という1953年の本(初版は1948年の模様)に次の記述がありました。

    EVERY MAN is in certain respects

    a. like all other men,
    b. like all some other men,
    c. like no other man.

    Clyde Kluckhohn, Henry Alexander Murray “Personality in nature, society, and culture”

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  • 社会に適応しづらい人が抱えている3B(オリヴァー・サックス)

    まえがき

    幼少時に家族と引き離された経験のある人が、大人になっても抱えている問題とは。

    リスト

    あとがき

    オリヴァー・ サックス 『道程: オリヴァー・サックス自伝』(早川書房、2015年)および “‘On the Move,’ by Oliver Sacks” (The New York Times) より。カッコ内はこちらで追記しました。

    著者は、自分と同じように幼少時に家族と引き離された経験のある人が、あるラジオ番組で、自分はうまく社会に適応してきたが、いまだにこの3Bに問題を抱えていると話していたのを聞き共感を持ったと語っています。

    スティーヴン・マーフィ重松 『スタンフォード大学 マインドフルネス教室』 (講談社、2016年)で著者が自分とサックスを重ねて語っている部分で、この3Bを見つけました。


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    • 学習の4本柱 (UNESCO)

      まえがき

      ユネスコが結成した「21世紀教育国際委員会」が、1996年に作成した報告書『学習:秘められた宝』 (Learning: The Treasure Within) の中で定義した、教育がよって立つべき4本の柱。

      リスト

      あとがき

      リストは参考文献(1)から編集のうえ引用。”Learning:The Treasure within”の一部はUNESCOのサイトに載っており、そこで4本柱の概要は読むことができます(2)。

      これが提唱されてからの20年間の展開を振り返るレポートも方々でアップされています。まさに「柱」たるにふさわしい太さを持ったリスト。

      参考文献

      (1) 澤野 由紀子 『ユネスコの生涯教育論』「3.『ドロール・レポート』における生涯学習論」(生涯学習研究e事典)
      (2) “Learning:The Treasure within” (UNESCO)
      (3) 「学習:秘められた宝」 (Wikipedia)

    • 異文化紹介の3F

      まえがき

      文化の特徴が現れやすい領域。異文化理解・紹介・学習・交流イベントのキーワード。

      リスト

      あとがき

      たまたま見つけた(1)ので収集。タイトルとまえがきは適当に(失礼)つけました。リストの訳語は(2)も参考にしました。おそらく日本製だと思いますが、オリジンを特定できず。

      たしかに、○○国の紹介イベントなんていうと、民族衣装(Fashion)を着た人が、その国の食べ物(Food)を振る舞ったり、伝統的な踊り (Fesitival) を披露したりしているかも。

      (1)では、地域社会が外国人を迎え入れるにあたって意識すべき「3Cマインド」、すなわちCoexist(共生)、Coordinate(調整)、Cultivate(育成)も提言されています。

      参考文献

      (1) 「外国人の受入れと社会統合のための国際ワークショップ」テーマ1分科会 『外国人を受け入れる地域社会の意識啓発に関する提言』(2010年)
      (2) 手嶋 將博 『国際理解教育概論』(2010年)

    • リーダーの条件(出口治明)

      まえがき

      『一言で言えば、自然に人がついていきたい気持ちになるような人。それが、リーダーの条件でしょう。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて、「トップランナーに聞く 出口治明 ライフネット生命保険会長」(日経ビジネスアソシエ 2017年1月号)より、本文を編集のうえ引用しました。

      いくつかの媒体で同じことをおっしゃられています。そのブレのなさに感嘆。

      • フィードバックの「絶対3点セット」(井村雅代)

        まえがき

        『世界のシンクロナイズドスイミングチームを率いてきた井村雅代氏(略)には、選手を注意する際に、必ず自分自身が厳守している「絶対3点セット」があるといいます。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、田島 麻衣子『国連で学んだ 価値観の違いを超える仕事術』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2016年)より。引用元は明示されていませんでした。ただこの「絶対三点セット」はよく知られているようで、検索するとたくさん出てきます。

        • 志のサイクル

          まえがき

          『今回の検討では、「志」は、(略)五つのフェーズからなるサイクルとして(略)らせん状に成長していくことが明らかになった。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、グロービス経営大学院・田久保 善彦 『志を育てる―リーダーとして自己を成長させ、道を切りひらくために』(東洋経済新報社、2011年)より。本文を切り詰めてリスト化しました。

          • タイトル志を育てる
          • 著者: グロービス経営大学院(著)、田久保 善彦(著)
          • 出版社: 東洋経済新報社
          • 出版日: 2011-12-02
          • 過剰な悲観から抜け出す「ストップ!法」

            まえがき

            『「ストップ!法」は、深刻さの程度を問わず、過剰な悲観を避けるのに役立ってくれる。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、ポール・G. ストルツ 『すべてが最悪の状況に思えるときの心理学―AQ逆境指数』(きこ書房、1999年)より。

            1から5が「そらし法」、6から8が「再構成法」という2つのカテゴリーにわかれています。前者がシンプルに気をそらす方法で、後者はものの見方を変える方法。

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          • 困難な問題を解決するLEAD法

            まえがき

            『思考のパターンは脳の生理を変える。「LEAD法」を活用すれば、あなたの脳は改良され、あらゆる逆境に耐え、それに対処できるようになるだろう。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、ポール・G. ストルツ 『すべてが最悪の状況に思えるときの心理学―AQ逆境指数』(きこ書房、1999年)より。リストは本文から一部編集・補足して作成しました。

            LEADはエリスの論理療法やベックの認知療法の流れを汲んでいます。

            『このベックの研究成果から発展したのが、前述の説明スタイル、もしくは帰属に関する認識の再訓練だ。この治療的アプローチは、人生で起こる出来事に対する反応を、私たち自身が認識し、評価し、それに反論する手助けとなってくれる。』

            わかりづらいのが Explore(探求)。発端(Origin)と結果の所有(Ownership)を探求するとは、問題のうち何がどこまで自分のせいなのかを正しく認識し、責任を持つべき部分について責任を持とうとする、といった意味合いだと理解しました。

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          • 成功の木

            まえがき

            『さまざまな要素を統合した新しいモデルである「成功の木」は、吹きつける強風に屈することなく、人間の生涯におけるあらゆる可能性を解き放とうとする際に、AQがどんな基本的な役割を果たすのかを明らかにするものである。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、ポール・G. ストルツ 『すべてが最悪の状況に思えるときの心理学―AQ逆境指数』(きこ書房、1999年)より。

            核に遺伝的要因があって、表面に行動とその結果があるという点では、いわゆる氷山モデルや玉ねぎモデルと同じですが、木のたとえもわかりやすいと感じたので収集。

            わかりづらいのは、著者がAQ(逆境指数)を【土壌】と位置づけていること。土壌となると木そのものではなくなってしまいます。本書の他の箇所ではAQは知識であり手段であるとも書いてあります。巻末のAQ検査は感じかたの特性を測っているようでした。

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