投稿者: koji

  • 松下政経塾 五誓

    まえがき

    『いわゆる「心がけ」というものを、こうした言葉の力で培っていくのです。』

    リスト

    あとがき

    まえがきは、藤井 孝一『ビジネススキル大全―――2時間で学ぶ「成果を生み出す」全技術』より。リスト項目は「塾是・塾訓・五誓」(松下政経塾)からの引用です。

    本書では同じリストが松下 幸之助『リーダーになる人に知っておいてほしいこと』からの引用として掲載されていました。

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    • 尺度水準

      まえがき

      『数字と意味との対応には、4つの水準がある』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて、小塩 真司『大学生ミライの因果関係の探究』(ちとせプレス、2016年)より。

      尺度水準(Wikipedia)」から補足すると、これらは(数学的操作性が)低い水準から高い水準に並べられていて、『高い水準はより低い水準の性質を含む形になっている。また高い水準でのデータを低い水準に変換して扱うことができる』とのこと。

      本書の例を引用すると、ある野菜の都道府県別売り上げは比率尺度。これを都道府県別にランキングすると順序尺度。

      • 触媒的な質問による問題解決の5ステップ

        まえがき

        革新的で有能なリーダーの中核にあるのは、革新的な領域につながる質問を見出す能力です。

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、ハル・グレガーセン “Catalytic Questioning” (Hal Gregersen)より要約・引用しました。

        グレガーセンはこの記事で、Harvard Business Review への寄稿 “Use Catalytic Questioning to Solve Significant Problems” を要約しつつ、Catalytic Questioning というアイディアについて説明しています。

        参考文献

        触媒的な質問、問い尽くすという贅沢」– 起-動線

        • フラッシュバルブ記憶が生じる出来事の条件

          まえがき

          フラッシュバルブ記憶(個人的に重大な出来事や世界的な重大事件に関する非常に詳細な記憶)を生じさせる出来事には三つの条件が揃っている。

          リスト

          あとがき

          ジュリア・ショウ 『脳はなぜ都合よく記憶するのか 記憶科学が教える脳と人間の不思議』(講談社、2016年)より。まえがき中のカッコ内はウィキペディア日本語版(フラッシュバルブ記憶)からの引用です。

          原典は1977年の論文(1)。

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          (1) Brown, Roger, and James Kulik. “Flashbulb memories.” Cognition 5.1 (1977): 73-99.

        • 偽の記憶を植えつける(実験の)手順

          まえがき

          『(起こっていないことを起こったと人に信じ込ませる実験は)催眠術でも、拷問でも、それに似たものでもない――単なる社会心理学だ。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、ジュリア・ショウ 『脳はなぜ都合よく記憶するのか 記憶科学が教える脳と人間の不思議』(講談社、2016年)より。リストは本文を編集のうえ引用しました。

          この手順で、被験者の70パーセントは完全な過誤記憶を作り上げるとのこと。

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        • 樹の五衰

          まえがき

          『人長じては漸くに老い、樹長じては漸くに衰ふ。樹の衰へ行く相《すがた》を考ふるに、およそ五あり。』

          リスト

          あとがき

          まえがきを含めて、幸田 露伴『洗心録』より。安岡 正篤『知命と立命―人間学講話』に「木の五衰」という文章があるのですが、箇所によって五衰の順序が違っていたので引用元をあたってみました。安岡の引用は幸田の原文とは、順序も内容もけっこう違っています。

          リストの【】部分は『洗心録』から。ただし第1項目だけ「懐のむれ」ではわかりづらいので「懐の蒸れ」としています。その後ろに『知命と立命』を参考にしつつ原文の意訳を添えました。

          両著で指摘されているのは「人もこうやって衰えていく」ということ。


            • 智と徳との違い(福沢 諭吉)

              まえがき

              『彼はまず、徳(徳義)を「モラル」と呼び、「心の行儀」を意味すると言う。これに対して智(智恵)は西洋でいう「インテレクト」で、「事物を考え、事物を解し、事物を合点〔がてん〕する働〔はたらき〕」であるという。(略)智と徳との違いについて五つの基準が挙げられる。』

              リスト

              あとがき

              まえがきを含めて、佐々木 毅『学ぶとはどういうことか』(講談社、2012年)より。福沢 諭吉『文明論之概略』の第六章がわかりやすくまとまっています。

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              • 学びの4段階(佐々木 毅)

                まえがき

                『ここでは「学ぶ」ということがきわめて多くの意味を持つことを念頭に個々の人間にそくして「学ぶ」ことの内容を分析、整理し、見取り図を作ってみたい。』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、佐々木 毅『学ぶとはどういうことか』(講談社、2012年)より。リストは『知的な人間が陥る「学び」の罠──それでは人生の可能性は広がらない!』(講談社BOOK倶楽部)も参考にしました。

                守破離を彷彿とさせる段階です。

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              • 批判的思考態度の4因子

                まえがき

                『本研究では、まず批判的思考に必要と言われる態度に焦点を当て、その構造を明らかにする』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、参考文献(1)より。批判的思考(クリティカル・シンキング)に必要な要素を、能力でなく態度から分析した研究。「論理的思考への自覚」などラベルだけが抽出されていて定義がなかったので、各因子を代表する例として論文中で紹介されていた尺度項目をカッコに入れて添えました。

                「探究心」という因子が抽出されたのが面白く、また納得のいくところですね。信念バイアス(自分の信念に合致する結論を支持するバイアス)を克服するためには『「探究心」という態度が重要な鍵となると考えられる』とのこと。

                参考文献

                (1) 平山るみ, and 楠見孝. “批判的思考態度が結論導出プロセスに及ぼす影響.” The Japanese Journal of Educational Psychology 52.2 (2004): 186-198.

              • 神経科学による4つの学習の秘訣(AGES)

                まえがき

                『仕事の世界が目まぐるしく変化する状況下、すべての人が学び方を学ばなければならなくなりました。学習の達人になる必要があるということです。』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、『神経科学が教える「4つの学習の秘訣」』(ライフハッカー[日本版])より。元記事の”4 Secrets to Learning Anything, According to Neuroscience” (Inc.com) と読み比べたうえで、ほぼママ引用させていただきました。リストの作り手はNeuroLeadership Institute (NLI) のJosh Davis博士。

                博士名義の学術論文が見当たらないので因子分析によって見出した要素というよりはフレームワークだと思うのですが、わかりやすい。