投稿者: koji

  • IRAC(法的三段論法)

    まえがき

    『IRACが身につくと、「論理的に考える力」は飛躍的に伸びるはずだ。』

    リスト

    あとがき

    まえがきを含めて、伊藤 真『考える訓練』(サンマーク出版、2015年)より。リストは本文からの編集・引用です。

    IRACはWikipediaにも載っていました。同エントリーには多くのバリエーションが載っていて面白い。

    演繹法(三段論法)そのままですね。このようにシンプルな枠組みが重宝されているのは面白いな。

    • タイトル考える訓練
    • 著者: 伊藤 真(著)
    • 出版社: サンマーク出版
    • 出版日: 2015-08-21
    • 幸せな人生の3要素(セリグマン)

      まえがき

      『幸福で満ち足りた人の生き方を分析して、マーティン・セリグマンは三つの本質的な要素を確認しました。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて、マーカス・ウィークス『10代からの心理学図鑑』(三省堂、2015年)より。リストは、ポジティブ心理学を紹介しているページからの編集・引用です。

      喜ばしい/よい/有意義な、はセリグマンの言葉では Pleasant / Good / Meaningful 。たとえば2004年のTEDトーク “Martin Seligman: The new era of positive psychology” に出てきます。

      • タイトル10代からの心理学図鑑
      • 著者: マーカス・ウィークス(著)、ジョン・ミルディンホール(監修)、渡辺 滋人(翻訳)
      • 出版社: 三省堂
      • 出版日: 2015-08-27

      この本からの他のリスト

      Martin Seligman: マーティン・セリグマンのポジティブ心理学 | TED Talk
    • 視野を広げるための5つの方向性

      まえがき

      『ともすると我々は、目に見えるもの、過去に経験したこと、常識の中、自分の内面に視野を閉じ込めがちになる。』

      リスト

      あとがき

      まえがきを含めて、高野 研一 『超ロジカル思考 ―「ひらめき力」を引き出す発想トレーニング』(日本経済新聞出版社、2015年)より。リストは目次からの引用です。

      リストとは関係ないですが、「超ロジカル思考」だと「とってもロジカルな思考」と「ロジックを逸脱した思考」の両方の意味に取れますね。副題で後者だとわかりますが、すこしややこしい。

      • 「証明力」の3要素

        まえがき

        『本書で扱う「証明力」は、(略)三つの要素が融合して成るものとします。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、芳沢 光雄『世界のエリートに必要な「証明力」の養い方』(大和書房、2015年)より。

        第1項目の定義の粗さが気になるところ。本書では「問題をとく4段階」(G.ポリア『いかにして問題をとくか』)やPDCAサイクルなどが紹介されています。

        この本からの他のリスト

      • 愛の三角理論(スターンバーグ)

        まえがき

        『ロバート・スターンバーグはさまざまなタイプの愛を調べ、その関係を成り立たせるのは親密さと情熱と責任(コミットメント)という3つの基本要素だと説明しました。』

        リスト

        あとがき

        まえがきはマーカス・ウィークス『10代からの心理学図鑑』(三省堂、2015年)より。リストは “Triangular theory of love“(Wikipedia)を翻訳しました。limerence など定訳がないものを含めて、意訳・造語訳を含みます。

        原文も、やがて変わる可能性があるので引用しておきます。

        * Intimacy – Which encompasses feelings of attachment, closeness, connectedness, and bondedness.

        * Passion – Which encompasses drives connected to both limerence and sexual attraction.

        * Commitment – Which encompasses, in the short term, the decision to remain with another, and in the long term, plans made with that other.

        上記のWikipedia記事では、この3要素がすべて欠けている場合からすべて揃っている場合までの8通りについて、名称と内容が定義されています。

        • タイトル10代からの心理学図鑑
        • 著者: マーカス・ウィークス(著)、ジョン・ミルディンホール(監修)、渡辺 滋人(翻訳)
        • 出版社: 三省堂
        • 出版日: 2015-08-27

        この本からの他のリスト

      • アイデンティティの3側面(エリクソン)

        まえがき

        『つまり、エリクソンのいうアイデンティティには、つぎの三つの側面が含まれるといえる。』

        リスト

        あとがき

        まえがきを含めて、榎本 博明『〈自分らしさ〉って何だろう?: 自分と向き合う心理学』より。

        E.H.エリクソン『自我同一性―アイデンティティとライフ・サイクル』における定義をわかりやすくまとめたもの。

          • 言説(discorse)の3つの分類軸

            まえがき

            『言語が、ある程度のまとまりを持って発せられるとき、それを言説「(discorse)」と呼びます。(略)言説には、三つの分類軸があります。』

            リスト

            あとがき

            まえがきを含めて、杉万 俊夫『グループ・ダイナミックス入門―組織と地域を変える実践学』(世界思想社、2013年)より。リストは本文の記述をまとめたものです。

            人称的と準・没人称的言説を(広義の)ナラティヴ、そのなかで分析的言説をセオリー、接合的言説を(狭義の)ナラティヴと分類しています。この分類をメモしておきたかったのでリストを収集。

            以下は理解のためのメモ。
            * 「準・没人称的」言説とは、歴史や文化などを共有した集団の中でのみ没人称的であるような言説。
            * 人称的/準・没人称的/没人称的言説の例:「私は君が好きだ」(誰が言うかによって意味が変わる)/「子は親を尊ぶべき」(ある集団内では没人称的だが、集団外に語るときには人称的になりえる)/「子を持つ生物を親という」(誰が語っても意味が変わらない)
            * 「この花はきれいだ」の「きれいだ」は知覚だが、「花」は概念。言説として知覚的・概念的のどちらに分類するかは文脈によるようだ。

            • マインドフルネス状態を測る15の質問

              まえがき

              次の15の文を、それぞれ「1:ほとんど常にある、2:とても頻繁にある、3:やや頻繁にある、4:あまりない、5:めったにない、6:ほとんど全くない」で評価してください。

              リスト

              あとがき

              Mindful Attention Awareness Scale“(Positive Psychology Center)を翻訳しました(1)。このスケールは作者らによってパブリック・ドメインに置かれています。

              デイヴィッド・ゲレス『マインドフル・ワーク―「瞑想の脳科学」があなたの働き方を変える』(NHK出版、2015年)でこのリストの存在を知りました。

                (1) 翻訳にあたっては以下を参考にしました。まえがきの評価の文言は、この文献からの引用です。
                藤野正寛, 梶村昇吾, and 野村理朗. “日本語版 Mindful Attention Awareness Scale の開発および 項目反応理論による検討.” Japanese Journal of Personality 24.1 (2015).

              • 4つのラーニング・スタイル(コルブ)

                まえがき

                『コルブはアメリカの組織行動学者で(略)、学習スタイルを四つに分け、それぞれの長所と短所を明らかにしています。』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、芳沢光雄『世界のエリートに必要な「証明力」の養い方』(大和書房、2015年)より。David Kolbの経験学習(Wikipedia)のステップそのものですが、好むステップは人によって違うとも言っていたのですね。原典も調べておこう。

                この本からの他のリスト

              • 科学者の理想像(須田桃子氏)

                まえがき

                『一月以降の取材を振り返りながら、気付いたことがある。自分の中には、科学者にはこうあってほしいという、いわば理想像があるということだ。あえてその最低限の要素を挙げるとしたら、』

                リスト

                あとがき

                まえがきを含めて、須田 桃子『捏造の科学者 STAP細胞事件』(文藝春秋、2015年)より。リストはまえがきに続く文章を編集・引用したものです。「一月」とは、STAP細胞の発見に関する記者発表があった2014年1月末のこと。

                この文章は「あとがき」にあります。日ごろから無意識にでも科学者のあるべき姿について考えておられるからこそ、こういう枠組み感の高い要素が挙げられるのでしょうね。僕なりに再解釈のうえ圧縮して、探求心・論理性・倫理性として憶えておこうと思います。