八正道(はっしょうどう)


まえがき

『中道はすなわち正道だ。仏教徒が実践倫理の根本原理として尊重している八正道がそれにあたる。』

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あとがき

まえがきを含め、『孔子・老子・釈迦「三聖会談」』より。(参考:「八正道 – Wikipedia」

これは、著者の諸橋轍次が没年の1982年に99歳で上梓した本です。氏が孔子・老子・釈迦の三聖人を中国廬山に集めてインタビューするという体裁。三聖の教えを著者なりに解釈して、きわめて平易に教えてくれます。

    この順番で修行する、つまり8ステップなのかなと思いきや、そうではないのですね。アルボムッレ・スマナサーラ『テーラワーダ仏教「自ら確かめる」ブッダの教え』という本では、最初の「正見」についてこんなことが書いてあります。

    八正道の各項目の実践はすべてこの正見にフイードバックされます。仏教を学び実践することで、正見はじわじわと現れてくるのです。八正道が完成することは正見が完成することであり、正見が完成することは、即ち、覚り・解脱・涅槃の完成なのです。

    この本からの他のリスト

    この本の中の八正道の解説は分かりやすかった。

    敢えて八正道をステップ別にくくり直したお坊さんもいました。小池 龍之介『考えない練習』から。

    ステップ1――自己ルールを課し、ブレない芯を作る
     正思惟(思考内容を律す)
     正語(言葉を律す)
     正業(行動を律す)
     正命(生き方を律す)
    ステップ2――集中力を養う
     正定(集中する)
     正精進(心を浄化する)
    ステップ3――気づく
     正念(心のセンサーを磨く)
     正見(悟る)

    • タイトル考えない練習
    • 著者: 小池 龍之介(著)
    • 出版社: 小学館
    • 出版日: 2010-02-09

      なるほどなるほど。

      タグ

      仏教 修行 釈迦

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