トレーニングの7原則


まえがき

『スポーツのためのトレーニングにおいては、実施する人はこれらの諸原則を十分理解し、自分のトレーニング内容に照らし合わせ、検討してから取り組むことが大切である。』

リスト

  1. オーバーロード(過負荷)の原則: 筋の活動力を高めるためには、日常で使用するよりも強い運動刺激(オーバーロード)を筋、または神経-筋に課す必要がある。
  2. 漸進性の原則: 筋力レベルの増加に合わせて、次第に負荷刺激(強度量・仕事率など)を高めていくこと。同時にトレーニング種目や負荷のかけ方(負荷方式)などを高度化・効率化・細分化していくこと。
  3. 継続性の原則: 筋と筋力の高度な発達のためには、強い意思の下で、目的に合ったトレーニングを長期間継続していくことが必要である。
  4. 特異性の原則: トレーニングは与えた運動刺激によって効果が異なるので、目的に合った運動条件(負荷様式・強度・速度関節角度など)を選択してトレーニングすること。
  5. 全面性の原則: すべての体力要素をバランスよく、トータルに高めていくこと。筋力トレーニングにおいては、全身の筋群と筋力(基礎的な筋力)をバランスよく強化すること。
  6. 個別性の原則: 年齢、性差、体力、体格、健康状態、トレーニング目的、トレーニング経験など、個人差をよく考慮したうえで、トレーニング内容を選択すること。
  7. 意識性の原則: トレーニング理論(目的、方法、効果)についてよく理解し、常に目的意識と向上心をもってトレーニングに取り組むこと。

あとがき

まえがきを含めて、横浜市スポーツ医科学センター(編集)『図解 スポーツトレーニングの基礎理論』 (西東社、2013年)より。リストは図表からの引用です。

トレーニングの三大原理」と「トレーニングの五大原則」を収集したものの、どこかしっくりこなかったのでもう少し探しました。

1~4 はデータ的に確認されているが 5~7 は実証が難しく経験的に知られたものとのこと。

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