まえがき
緊急医療にあたる医師が現場で唱えるリスト。
リスト
- Airway(気道):口腔、喉、気管、気管支がすべて確保されていること。
- Breath(呼吸):患者の肺が充分な酸素を取り込み、それを血流に流すことができること。
- Circulation(循環):心臓がポンプ機能を果たし、肝臓、腎臓、脳など、生体の重要な臓器に血液を送るに足る血圧が維持されていること。
- Disability(障害):筋力や反射だけではなく、精神的な反応を含め、神経機能のチェックを忘れないこと。
- Exposure(暴露):身体の特定部位に医者の意識が集中しているときでも他の部分を疎かにしないこと。
あとがき
『医者は現場でどう考えるか』より。緊急時に使われるリストは、やはり覚えやすくないといけませんね。ネットを検索してみると、ABCは分野に関わらずほぼ同じで、いわば王道のようです。DEは分野によって異なるようです。
- タイトル: 医者は現場でどう考えるか
- 著者: ジェローム グループマン(著)、Groopman,Jerome(原著)、惠子, 美沢(翻訳)
- 出版社: 石風社
- 出版日: 2011-10-01