まえがき
『(カレンシー)交換の最中に、いくつかの課題に対処する必要が出てくる。以下の5つの難問を見てみよう。』
リスト
- 強く出るか、後退するか?
- 率直に全部話すか、一部だけにするか?
- 当初の予定通りに進めるか、その場に合わせるか?
- ウィン・ウィンで行くか、否定的な交換にするか?
- 仕事中心でいくか、関係重視でいくか?
あとがき
まえがきを含めて、アラン・R・コーエン、デビッド・L・ブラッドフォード、高嶋 薫『〔新版〕影響力の法則 現代組織を生き抜くバイブル』 (税務経理協会、2023年)より。リストは本文からの引用です。
「影響力の法則 コーエン&ブラッドフォードモデル」を引用した『影響力の法則』の新版が出ていたので目を通しました。基本的なモデルは変わっていませんでしたが、せっかくなので別のリストを収集しました。
本文では、このリストには「カレンシーを交換する場で対処すべき5つの課題」という見出しが付いています。しかしカレンシーという言葉は本書で定義されている用語です。未読の方にはわかりづらいので「交渉」と意訳しました。
本書におけるカレンシーとは、それぞれにとって価値あるもの。影響力を発揮するとは、レシプロシティ(互恵性)の原則に則ってカレンシーを交換すること。シンプルながら説得力のある考え方です。
なお第2項目のところで「外交官の3つの約束」という面白いリストがあったので収集しておきます。
- 嘘は絶対につかない
- 真実も絶対に明かさない
- 疑念が向けられたら、トイレに行く
(出所不詳)
- タイトル: 〔新版〕影響力の法則 現代組織を生き抜くバイブル
- 著者: アラン・R・コーエン(著)、デビッド・L・ブラッドフォード(著)、高嶋 薫(著)、高嶋 成豪(翻訳)
- 出版社: 税務経理協会
- 出版日: 2023-10-31